【木村和久連載】みなさん、ゴルフを楽しんでいますか? ラウンドにおける満足度を考えてみた
これをやっていくと、自分の実力を客観視することができ、将来的には大いなる成長を遂げられると思いますけどね。 ところで、同じようにコツコツとゴルフをやっていても、障害物に当たってOBになるなど、運悪く叩いてしまうこともしばしばあります。というわけで、次の話はこれです。 (2)叩いた時の心の切り替え ゴルフでは叩いた時の対応の仕方によって、人間性が出る、と言われています。ミスが続出し、不運なことが続くと、つい頭にきたり、へこんだりしてしまいますよね。 自分の場合は通常、最低防衛ラインをまず100として、100を叩かないようにラウンドします。だから、前半のハーフで52なんてスコアが出たら、後半のハーフは47以内を目標に掲げ、そこに意識を全集中します。 ただし、結果的に100を超えてしまっても、さほど苦にしません。去年の今頃はスランプに陥って、3連続100叩きとか、そういう時期がありましたから。 あと、叩いた時はスコアのことは忘れて、内容を吟味します。つまり、少しでもいい部分があれば、それを伸ばすことに尽力します。ショットがダメでもパターの調子はいい、ということがあるじゃないですか。そこを拠りどころにしてラウンドするわけです。 また、気持ちに少しでも余裕ができたら、「今日は叩く日なんだ」と諦め、逆に「なんで叩くんだろう」と原因究明に努めます。次につながることを考えるのです。 いずれにしても、いつでも100を叩く日は来る――そうやって、常に心の準備をしておけば、叩いてもへこまないと思います。 だいたいゴルフのピークを終えたオヤジ世代は、年々叩くことが増えるのですから。もうしばらくしたら、自身の最終防衛ラインを110にするつもりですし。
(3)天候などのトラブル 雨の日のゴルフは極力やりたくないですが、それは主催者の意向にもよるので、誘ってくれた人の判断に任せます。もちろん、自分の意見は言わせていただきますけどね。 先日、自分主催のラウンドがあったのですが、雪が降る予報で、その確率が5割となっていたので、ラウンドの6日前に中止を決定しました。キャディバッグを宅配便で送る手間などもあったので、早めに決断したのです。 迎えたラウンド予定の当日、お目当てのゴルフ場は雪でクローズでした。やった~、狙い的中!......って、そこは喜ぶところか? とにかく、雨予報の場合、できるだけ早めに情報をキャッチして、キャンセルの判断を決めるようにしています。 問題なのは、コースに行ってから、急に雨が降ってきた場合です。たいてい、現場に来てしまったのだから仕方がないと、とりあえずハーフはラウンドすることが多いです。 その後は、昼休みに同伴メンバーと協議して決めます。体調の悪い方がいれば休んでもらって、残りの人だけでラウンドする、みたいなパターンもあります。そこは、個人の意思を尊重します。誰がどういった決断をしても、決して非難したり、仲間割れしたりすることはありません。 天候が悪いとコースの状態も悪く、スコアはまとまりません。その時は、雨でも18ホールラウンドできたという達成感を味わうことにしています。まだこれだけやれるぞ、ということですかね。 さて、ゴルフはラウンドばかりじゃありません。条件が悪かったり、スコアがイマイチだったりした時は、終わってからの親睦会が重要となります。 (4)ゴルフの社交「親睦会」 ゴルフをラウンドだけするスポーツと捉えるのは、ちょっと視野が狭いですよね。大人としての社交ルール、親睦の集まりと捉えるべきでしょう。 特に、いつもの仲よしメンバーではない、仕事に関係のある人やお世話になっている人、久々に会う人などとラウンドする場合は、ラウンド後の親睦会がメインとなります。そして、その"19番ホール"の打ち上げで仲よくなり、新たな仕事につながったり、友情を深めたり、ゴルフツアーの計画を練ったりと、懇親の輪が広がっていきます。 うまく盛り上がれば、満足度はマックス! 今日はみんなとゴルフをやってよかった! となります。