目の難病と闘うボクサー"マスボクシング"で全国大会へ! マヂラブ野田も体験でハマる!? 愛知県岡崎市『愛産大三河高校』ボクシング部
マヂカルラブリーの野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校に行き、今どきの学校生活を紹介する『マヂ学校に向かいます』。今回は、愛知県岡崎市にある『愛知産業大学三河高校』です。『ボクシング部』の顧問の先生から「難病指定されている"網膜色素変性症"の部員がいます。どうしてもボクシングがやりたいと入部し、当てないボクシング"マスボクシング"で全国大会出場を決めました」といったメールが届き、おじゃましました!
基本一緒でも、ならではのルールも"マスボクシング"とは?
『ボクシング部』の練習場を訪ねると、「こんなガチンコのリングだと思っていなかった」と、フルサイズのリングにマヂラブはビックリ!充実した設備で練習する『愛産大三河高校・ボクシング部』は、創部25年。これまでにインターハイや国体で準優勝した実績もあります。 そして今年、目の難病と闘いながら"マスボクシング"で全国大会出場を決めたのが、2年生の石川凌久(りく)くん。初めての公式戦でチャンスをつかんだそうです。 "マスボクシング"とは、パンチを当てないスパーリングのことで、そもそもボクシングの練習の一つ。なので、基本的なルールは通常のボクシングと一緒ですが、寸止めのパンチのため"KO"はなく、判定で勝敗が決まります。1ラウンドは1分半で、3ラウンド。相手の体に当ててしまうと減点という、ボクシングと正反対のルールがあります。石川くんと部員の試合を見せてもらいながら、ルールも分かったところで野田は「これならできそう…というか、嫌じゃない」と、痛みを伴わずボクシングができることに興味を持ったようです。
「体力をつけたい」との目標から全国へ! 難病を抱えての練習は?
石川くんが患う"網膜色素変性症"は、現在根本的な治療法がなく、視力低下や失明にも繋がる、進行性の病気です。親や医師からの反対はありましたが「体力をつけたい」という理由で入部。左右の視力の差が大きいため、距離感が取りづらいそうです。石川くんはスパーリングなど、目に当たる恐れのある対人練習はしませんが、それ以外は他の部員と同じ練習で、綱登りや山でのランニングなどでフィジカルを鍛え、シャドーボクシングをすればキレッキレ! マヂラブの二人は「かっこいいな」「ブレないんだよね」と見惚れます。石川くんいわく「ボクシングと違って"マスボクシング"は形が重要」だそうで、当てない分、形がきれいな方が有利な面もあるようです。