大泉洋、主演映画で両親に公開1週目の動員促す「映画は週末の3日間が大事なんだ」
俳優の大泉洋が14日、都内で行われた主演映画「ディア・ファミリー」(月川翔監督)の初日あいさつに出席した。 余命わずかと宣告された娘の命を救うため、町工場の経営者がバルーンカテーテルの開発を成功させた実話をもとにしたストーリー。大泉は「何か動き出したいんだけど、あと少し勇気が出せないだとか、そんな方の背中を、優しくではなくドンと押してくれる映画。この映画を見て何か人生が変わるようなきっかけになってくれるといいな」と呼びかけた。 映画を通して改めて感じた「家族への思い」について問われた大泉は「自分の家族のためなら、やれることはなんでもする」と真剣なまなざし。それでも「私の両親には『映画は週末の3日間が大事なんだ。この3日の間に映画館に行け』と言っております。87歳の高齢の両親に…」と興行収入の初動を意識した現実的な発言で笑わせた。妻役の菅野美穂が「うちの母は今度の火曜日に行くと行っていました」と明かすと、大泉は「遅いですね。ダメですね。電話番号教えてください」と食い下がった。 イベントの終盤には、バルーンカテーテルで実際に命を救われた4歳の男児の母からの手紙が紹介され、代表して菅野が読み上げた。映画を通じてバルーンカテーテルの完成秘話を知り感謝が深まったという内容を読み上げながら、菅野は思わず涙。「たくさんの方の命が救われて、これからもそれは続いていくということが本当にすばらしいなと思いますし、よかったなと思います」と感激していた。
報知新聞社