東海環状道久々利トンネル貫通 可児御嵩IC-土岐JCT間4車線化
東海環状自動車道の4車線化事業に伴いトンネルの掘削工事が進められてきた、岐阜県可児市久々利の久々利第1、第2トンネルの貫通式が22日、同所で行われた。 久々利第1トンネルは延長202メートルで、掘削工事は2023年8月に始まった。第2トンネルは延長299メートルで、22年1月から掘削工事が行われてきた。土岐ジャンクションから可児御嵩インターチェンジ付近の4車線化事業に伴うもの。この区間の五つのトンネルのうち、柿田トンネルが昨年1月に貫通している。 貫通式は第1トンネルで行われ、冨田成輝可児市長ら地元、工事関係者約60人が出席した。関係者で発破ボタンを押して貫通を確認すると、通り初めをして万歳三唱で祝った。工事発注者の中日本高速道路の藤原由康岐阜工事事務所長は「ようやく貫通の日を迎えることができた。一日も早い4車線化に向けて工事に取り組んでいく」とあいさつした。 同区間の4車線化は24年度中の運用開始が見直されており、同社は「一日も早い運用開始を目指している」としている。貫通石は7月3日午前10時から、同市の道の駅可児ッテで先着100人、久々利地区センターで先着40人に無料配布する。
岐阜新聞社