体操・速見コーチが会見(全文1)宮川選手への度重なる暴力に「深くお詫び」
体操女子のリオデジャネイロ五輪代表、宮川紗江選手への暴力行為に端を発するパワハラ問題で、日本体操協会から無期限の登録抹消処分を受けた速見佑斗コーチが5日夕、都内で記者会見を開き、「宮川選手に対する度重なる暴力行為によって、宮川選手はもちろん、周りにいた選手、コーチに不快な思いと恐怖を与えてしまった」と述べ、謝罪した。 【画像】体操・速見コーチが会見(全文2)自分が受けてきた指導が根底にあった ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】体操女子・宮川選手への暴力問題で速見コーチが記者会見」に対応しております。
今の時代、暴力行為はどういう理由であれ許されない
司会:それではお時間となりましたので始めさせていただきます。本日は皆さまご多用の中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。まずは本日、急遽会場と時間の変更となりましたことをおわび申し上げます。申し訳ございませんでした。それにもかかわらず、大変多くの皆さまにお集まりいただきまして感謝申し上げます。 それでは早速、宮川紗江選手の元コーチ、速見佑斗による謝罪会見を始めさせていただきます。それでは早速、代理人弁護士、山口政貴よりご説明させていただきます。 山口:山口でございます。本日は突然の時刻と場所の変更、おわび申し上げます。また、たくさんお集まりいただき、どうもありがとうございます。本日は速見元コーチの謝罪会見を開かせていただきたいと思います。まずはコーチのほうより謝罪の言葉を述べさせていただき、そのあと質疑応答という形にさせていただきたいと思います。本日はよろしくお願いいたします。 速見:私、速見佑斗は宮川選手に対する度重なる暴力行為によって、宮川選手はもちろん、周りにいた選手、そしてコーチに対して不快な思いと恐怖を与えてしまったことを深くおわび申し上げます。そして日本体操協会、全ての体操関係者に対しましても大変なご迷惑をお掛けしたことを心より深く申し上げます。また、国民の皆さまに対しましても、日々のニュースにおいて不快な思いをさせてしまったことを深くおわび申し上げます。私は日本体操協会より無期限の登録抹消、そしてNTCへの出入り禁止という、暴力行為においての処分が確定いたしました。私は今の時代において、暴力行為はどういう理由であれ決して許されることではないということを今、深く実感しています。 よって日本体操協会より受けた無期限の登録抹消という処分については真摯に受け止め、妥当な処分だと思っております。これから暴力撲滅に向けて私が何をやるべきかをしっかり考え、とにかく今回の件においての私自身が反省するべき点をしっかりと考えて、しっかりこの事態を重く受け止め、真摯に反省し、これから宮川選手が日本体操界にとってしっかり貢献できるように日々勉強して、しっかり努力していきたいと思っております。 このあとの質疑応答につきましても1人1人の質問に対し、しっかりと真摯に答えさせていただきたいと思っております。これから私はどういう小さな暴力であっても一切暴力行為を行わないこと、それをここに誓います。 山口:ではこれから質疑応答に入りますので、速見のほうは申し訳ございません、着席させていただきたいと思います。じゃあお願いします。