【バス運転士不足問題】大型二種免許の真のハードルは学科試験だと? イラスト問題は2点配点で恐怖すぎる!!
■配分も決まっている
問題の配分も決まっており、二種免許は歩行者と運転者に共通の心得に13点、自動車や一般原動機付自転車を運転する前の心得に6点、自動車や一般原動機付自転車の運転の方法に30点、危険な場所などでの運転に9点、購読道路での走行に8点、旅客自動車や代行運転自動車の運転者などの心得に20点、交通事故・故障・災害などのときに3点、自動車所有者、使用者、安全運転管理者、自動車運転代行業者などの心得に1点、危険予測に関わるイラスト問題に10点が配分されている。 試験時間は50分なので、1問あたり平均して30秒程度で解凍してマークしなければならない。運転免許試験にはよく言われているひっかけ問題があるので、それ以外は30秒かからないにしてもなかなかハードな時間配分が要求される。
■実際の問題をどうぞ!
・空走距離とは、ブレーキが実際に効きはじめてから車が停止するまでの距離である。 ・路線バスに乗務したとき、運行表を携帯していなかったが、毎日乗務する路線のため熟知しているので、そのまま乗務した。 ・黄色の点滅信号は、安全のため、一時停止して進行したほうがよい。 ・同一方向に進行しながら進路を右に変えるときの合図は、進路をかえようとする地点から30m手前の地点からしなければならない。 ・たとえ危険を防止するためであっても停車禁止のところは、一時停止をすることはゆるされない。 ・速度が2倍になると、まがり角で横すべりや転倒させようとする遠心力は2倍になる。 ・横断歩道を横断しようとする歩行者がいたが、近づくと立ち止まったので、そのまま走行した。 ・乗合バスの運転者は、停留所に乗客がいないときは、運行時間前でも発車してよい。 ・かぜで体調が悪く乗務交代を申し出たが、交代要員がいなくて乗務するように依頼をうけたので引き受けた。
■意外な死角は学科試験?
ちなみに答えはすべて×である。全問正解できただろうか。一種試験の他にこのような問題が多数出題されるので、勉強は必要だということだ。 合格率が低く、技能は問題なく終えたが、学科でつまずく人も実際に多い。とかく技能試験に目が行きがちだが、二種免許は学科試験のハードルも高いことを知って試験に挑もう。