選抜4強の中央学院、中村研心主将が決意「強豪校ばかりなので一戦必勝で」 千葉大会抽選会
第106回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕、甲子園)の出場を懸けた千葉大会(7月6日開幕)の組み合わせ抽選会が13日、千葉市内で行われた。148チームが参加し、Aシードの中央学院は7月12日、秀明大秀明八千代―松戸向陽の勝者との初戦に臨む。 2018年以来6年ぶりの夏の甲子園出場に向けて中央学院の夏が始まる。主将の中村研心内野手(3年)が力強い表情で決意を語った。 「(春に県大会と関東大会で負けて)悔しい気持ちが強い。その気持ちを原動力に夏に向けてやっている」 今春選抜ベスト4のあと臨んだ春季県大会では、決勝戦で専大松戸に4-8で敗北。関東大会でも初戦で常総学院(茨城)に3-10でコールド負けを喫した。大会後には相馬幸樹監督(44)から「今のままではダメだ」と活を入れられた。 もう一度チームを立て直すため、春に出た課題である守備力と精神面の強化に着手。公式戦を想定して練習に取り組むことによって、常に平常心でプレーできる精神力を培った。「主力選手の意識が変わった。何事にも率先して取り組むことや自主練の時間が増えた」と中村。春の屈辱を乗り越え、大きな成長を遂げた。 今夏目指すは県大会制覇と選抜で成し遂げられなかった甲子園優勝。深紅の大優勝旗を持ち帰るために主将は「あと一歩届かなかった悔しさはある。常にそこを目指すが、千葉は強豪校ばかりなので一戦必勝で戦っていかないといけない」と力強く語った。専大松戸やノーシードから登場する習志野、木更津総合など実力校ぞろいの千葉大会。148校の激戦を制し、再び聖地へと向かう。 (児嶋基)