近畿地方で高温注意情報発表。大阪では37.1度観測/大阪
朝からうだるような暑さに見舞われた25日の近畿地方。気象庁は同日午前から近畿2府4県で高温注意情報を発表している。大阪市内では、大勢の人が日傘や帽子使って歩く人の姿が見られ、陽炎も各地で確認できた。気象予報士の片平敦さんは「夜でも熱中症の注意が必要」と話している。
ビルの気温計は「37度」、商店街では陽炎も
大阪管区気象台によると、大阪市内では同日の最低気温が27.9度。午後3時までに最高気温が37.1度を観測するなどし、近畿地方では早々と高温注意情報が発表されていた。 同市中央区道頓堀の戎橋周辺では、日傘や頭にタオルをかぶせた人などが強い日差しを避けて歩く光景が多く見られ、周囲からは「そら暑いわけや」「地球は大丈夫なんかいな」とぼやく声が多く聞かれ、商店街のアーケードへ避難。だが、アーケードの中も大勢の人たちがいるからか、陽炎もみえるほどの熱気を感じた。 一方、同区難波にあるビルの気温計は「37度」を表示。ビル近くの喫茶店店員の女性は「きょうは朝から冷たい飲み物が、よく売れてますね」と笑顔で話していた。
片平敦さん「酷暑は『気象災害』熱中症に注意を」
関西テレビ「スーパーニュースANCHOR」でおなじみの気象予報士、片平敦さん(ウェザーマップ所属)は「酷暑は『気象災害』だと思いますから、今回は厳重な警戒が必要だと思います」と話す。 「昼夜を問わず、熱中症対策が必要です。こまめな水分補給と適度な塩分補給を心がけ、室内ではエアコンも使ってカーテンを閉めるなどし、効率よく冷やしてほしい」と続け、熱中症への注意を強く呼びかけている。