【独自解説】“前科が多ければ多いほど金持ちになれる”韓国でチョ・グク氏の娘が立ち上げた韓国化粧品ブランドが大人気⁉歌手デビューなどマルチに活躍も、両親は懲役刑で服役・自身も罰金刑で控訴中…専門家指摘「歌を歌っている場合か」
■前科が多ければ多いほど金持ちになれる?日本では考えられない韓国の“文化”
娘や息子の不正入学に絡む『業務妨害罪』などで懲役2年の実刑が確定し、2024年12月16日、ソウル拘置所に収容された『祖国革新党』チョ・グク前代表。議員資格は剥奪され、大統領選への出馬は不可能となりました。
チョ・グク氏と妻(元東洋大学教授)は、娘・息子の不正入学に関する罪で、それぞれ懲役2年・懲役4年となっています。妻はすでに服役し、2023年に仮釈放されました。 『ハンギョレ新聞』によると、娘・息子が入試で有利になるよう、インターンの書類などを偽造したということです。チョ・グク氏に関しては、娘が受け取った釜山大医学専門大学院の奨学金が賄賂だったとされていて、妻に関しては、釜山大医学専門大学院への進学に有利になるよう、東洋大学総長の表彰状を偽造したとされています。 また、娘チョ・ミン氏は、不正入学に関する罪で罰金刑となり、現在は控訴中です。高麗(コリョ)大学入学に当たり、高校時代の2週間のインターンのみで研究論文の筆頭著者に名を連ね、それを利用して筆記試験なしで不正入学したとされていて、高麗大・釜山大の入学取り消しとなっています。 Q.一回は刑務所に入らないと、韓国では大物になれないんですか? (辺氏) 「日本では考えられませんが、これが韓国の世情、極端な言い方をすれば文化かもしれません。財閥の総帥(トップ)もかなりの前科を持っていて、『前科が多ければ多いほど金持ちになれる』と、半分冗談で言われるんです。ということは、建築法違反や収賄容疑などがなければ、そこまでのし上がれないという一面も、韓国は社会的な負として抱えているのではないでしょうか。チョ・グク氏は、法務大臣の頃は特に公平公正、そして平等の正義の世の中を作ろうとアピールしていましたが、結局は娘の不正入学絡みで夫妻で収監されるという。娘は、自分のために両親が収監されているのに、歌を歌っている場合かと私は思いますが」 Q.『サムスン』の副社長も知らない間に復職し、“ナッツ姫”も系列ホテルの社長になっていますよね? (辺氏) 「おっしゃる通りです。パク・クネ元大統領も権力乱用と収賄容疑で懲役20年の刑を食らいましたが、3年そこそこで、“クリスマス恩赦”で出てきました。韓国には、『罪を罰しても人を罰しない』という良いのか悪いのかわからないような格言があって、チョ・グク氏も恐らく『共に民主党』李在明(イ・ジェミョン)代表が2025年に大統領選挙に当選すれば、“クリスマス恩赦”あたりで出てくるのではないかと、早くも言われ始めています」 (「情報ライブ ミヤネ屋」2024年12月18日放送)
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