熱中症予防のための行動を!2日連続「熱中症警戒アラート」発表 きのうは高齢女性が死亡
きのう松前町の畑で農作業をしていた高齢の夫婦が熱中症の疑いで倒れ、このうち、80代の妻が死亡しました。 愛媛県内には2日連続で熱中症警戒アラートが出されていて、環境省などは涼しい環境で過ごすことやこまめな休憩、水分補給などを呼びかけています。 きのう午後3時40分頃、松前町西古泉の畑で「男女2人が倒れている。熱中症の疑いです」と、消防に通報がありました。 警察によりますと、倒れていたのは近くに住む80代の夫婦で、夫は午前7時頃から、妻は午前9時頃から畑でナスの収穫などをしていたということです。 昼を過ぎても帰ってこないため探していた息子が、畑で倒れている2人を発見。 83歳の妻は意識がない状態で、搬送先の病院で死亡が確認されました。 妻に衣服の乱れや目立った外傷はなく、警察は、熱中症の疑いがあるとみて死因を調べています。 なお、夫は病院で手当てを受け、回復に向かっているということです。 愛媛県内には、きのうに引き続き熱中症警戒アラートが出されています。 西条では午前11時11分に35.4度を観測する猛暑日となっていて、各地のきょうの予想最高気温は新居浜で36度、松山と宇和島で35度となっています。 環境省と気象庁は、熱中症予防のため、屋内ではエアコンなどを使い涼しい環境で過ごすことや、こまめな休憩、水分補給などを呼びかけています。 また、高齢者や幼い子どもなどは熱中症にかかりやすいとして、積極的な対策や、周囲の人が声をかけるなどしてほしいとしています。