今季一番の寒さ「ヒートショック」に注意 原因は「急激な温度差」対策は? 週末にかけて強い寒気の見込み 福岡
福岡県筑紫野市にあるモデルルームを訪ねました。 ■阿部まみアナウンサー 「床が冷たくないですね。」 ■想家工房・上田辰也 社長 「独自の『魔法瓶断熱工法』で、床下から部屋の中の温度を一定に保つので、ヒートショック対策を含めて、床から温度を上げて暖かい環境をつくっています。」 上田さんは、母親をヒートショックで失ったことをきっかけに、15年前から研究や実証実験を重ね、断熱材で家全体を包み込む「魔法瓶断熱工法」を生み出しました。 気密性が高く床が冷えにくいのが特徴で、リビングと脱衣所の温度差はほとんどありません。 ■上田 社長 「危険な家を造りたくないという思いから、こういった性能の家を造るようになりました。」 では、一般的な住宅では、どのような点に気をつければいいのでしょうか。
■上田 社長 「トイレ、お風呂、洗面所がやっぱり寒いんですよね。寒いところを減らす、温度を上げることが必要になりますので、各部屋を暖めることで温度差をなくしていくことが必要です。」 福岡管区気象台によりますと、週末にかけては一段と強い寒気が入る見込みです。 ヒートショックは高齢者だけでなく、すべての人が対策や予防を心がけることが必要です。
ヒートショックによる入浴時の事故を防ぐ対策をまとめました。 入浴前に浴室や脱衣所を暖めます。暖房がない場合は浴槽のふたを開け、蒸気で浴室や脱衣所を暖めましょう。 また、お湯の温度は41℃以下にして、浴槽に浸かるのは10分以内にしましょう。 そして、浴槽からは急に立ち上がらず、浴槽のヘリを両手でつかみ、半身浴の状態で熱くなった体を外気に慣らし、それからゆっくりと立ち上がってください。