「結婚式」挙げる? 挙げない? 厳格な父親に従って「両家食事会」をした夫婦が今、思うこと
結婚式を挙げるか、挙げないか、挙げるとしたらどんな結婚式にするのか――。結婚式はワクワク感が伴うものと思いきや、双方の考え方が違うとケンカの原因にもなる、センシティブな案件です。 【本音】生々しい…「妻が嫌い」な既婚男性134人に聞いた「理由」12個 親族は何人まで呼ぶか、友達はどんな関係性の人を呼ぶか。どこで挙げるか。宗教はどうするか……それらに頭を悩ませ過ぎて、マリッジブルーに突入する人を何人も見てきました。中には破談になったり、関係が悪化したりするケースもあります。 「結婚式は二人だけのための儀式ではない」という声もありますが、二人の気持ちが乗らない結婚式を挙げると、後々しこりが残ります。いっそ挙げない方がいい、というカップルももちろんいます。
結婚式をすると「自己肯定感」が上がる?
リクルートブライダル総研が行った「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、2022年4月から2023年3月に「挙式、披露宴・パーティー」を実施、もしくは実施予定だった会員の費用総額は平均327.1万円で、前年の同調査から23.3万円アップしていたそうです。そして、結婚式は「自己肯定感が高まる場」であり、「自分たちが楽しむ」という気持ちを大切にする兆しが見えているといいます。 「披露宴やウエディングパーティーの満足度」と「結婚式を通して得たこと」という質問に対しては、「満足」の計が97.8%で、前年から1.5ポイント増加。さらに、「結婚式を通して、自分自身やこれまでの人生が好きになったと思う」と答えた人は78.1%で、年々増加しています。これは、自分たちの意思で結婚式を挙げるカップルが増えていることと、二人が思い描く結婚式が実現できるほどウエディング市場が成熟している、という背景があるのではないでしょうか。 「結婚式に、夫の昔の悪い友達が来て、最悪な思いをした」「あんなに準備したのに、上司のスピーチが不愉快で台なしになってしまった」という話はいくらでもありますが、ここで「挙げなければよかった」の事例を紹介しても何の意味もありません。物事に完璧などなし。結婚式に対する人の感覚はさまざまです。