新井監督に評価されず…?広島、前年から1軍出場がない選手(6)2軍では“疲労骨折”から
昨季は新井貴浩監督の下で2位に入り、5年ぶりのAクラス入りを果たした広島東洋カープ。虎視眈々とリーグ優勝を狙う今季だが、チームでは一軍出場の機会を掴めない選手もいる。特に長らく二軍暮らしが続く選手は、是が非でも一軍昇格を勝ち取りたいところだろう。そこで今回は、前年から一軍出場がない広島の選手を紹介したい。
小林樹斗
投打:右投右打 身長/体重:182cm/88kg 生年月日:2003年1月16日 経歴:智弁和歌山高 ドラフト:2020年ドラフト4位 右肘のケガに悩まされているのが、プロ4年目の小林樹斗である。 名門の智弁和歌山高で1年春からベンチ入りした小林。2年夏の甲子園では、3回戦で星稜高の奥川恭伸(現:ヤクルト)と投げ合った。 高校時代から先発に加えてクローザーの役割も経験した小林は、広島東洋カープからドラフト4位指名を受けてプロの門を叩いた。 プロ1年目はファームで登板を重ねたのち、同年11月1日のヤクルト戦でプロ初登板。3回3/2イニングを投げて6失点を喫した一方、村上宗隆から2つの三振を奪うシーンもあった。 飛躍が期待されたプロ2年目だったが、6月の登板で右肘に痛みを覚えると、疲労骨折が発覚。さらに、昨年12月には同箇所の骨移植手術を受けた。 今季は5月にシート打撃へ登板し、6月2日のファームでのオリックス戦で復帰登板。まずは二軍で登板を重ね、地道に結果を出していきたい。
ベースボールチャンネル編集部