モナコ外国客船、宮古に初寄港 にっぽん丸も入港、市民歓迎
モナコの船会社が運航する外国客船「シルバー・ノヴァ」(5万5051トン、乗客定員728人、バハマ船籍)は29日、宮古市に初めて寄港した。商船三井クルーズ(東京)が運航する「にっぽん丸」(2万2472トン、同512人)も同日入港し、宮古港に初めて2隻の客船が並び、多くの市民らが歓迎した。 セレモニーは藤原埠頭(ふとう)で行われ、八重樫幸治副知事と山本正徳市長があいさつ。通訳ボランティアの学生から花束、岩泉町の三浦英二副町長らから南部鉄器や日本酒が贈られた。チャヴダー・ジョージェフ船長は「驚くべき歓迎をしていただき大変喜んでいる。何度も訪れたい」と再訪を誓った。 山本市長らは、全長244メートルの客船を約1時間半かけて回り、海が見える客室やレストラン、エンジンルーム、プールなどを見学した。