西岡良仁「まさかの芝でした」今季初のベスト8は本人も驚きの芝に<男子テニス>
ロスシー国際
男子テニスのロスシー国際(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)は26日、シングルス2回戦が行われ、予選勝者で世界ランク102位の西岡良仁が同46位のM・ギロン(アメリカ)を6-7 (8-10), 6-4, 6-2の逆転で破り、チャレンジャー大会も含め今季初のベスト8進出を果たした。試合後にSNSを更新した西岡は「今年初のベスト8はまさかの芝でした」とコメントを残した。 【西岡 良仁、フリッツら ロスシー国際組合せ】 28歳の西岡は今大会、予選2試合を勝ち抜き本戦入り。1回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク146位のL・ブロディ(イギリス)にストレート勝ち。芝大会では2021年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来 約3年ぶりキャリア通算2度目の白星を飾り初戦を突破した。 2回戦では昨年10月の木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)1回戦で対戦したギロンと激突。当時西岡はフルセットで敗れていた。 この試合の第1セット、互いにブレークポイントを与えずサービスキープを続けタイブレークに突入。ミニブレークを奪い合う展開となり西岡は2度のセットポイントを握る。しかし、これを活かすことができず、接戦の末ギロンに先行を許す。 それでも続く第2セット、西岡は第3ゲームで先にブレークに成功。第4ゲームでブレークバックを許すも第5ゲームで2度目のブレークを奪うとその後のサービスゲームをキープし1セットオールに追いつく。 迎えたファイナルセット、西岡は第1ゲームでブレークに成功。その後は安定したサービスゲームを展開しブレークを許さず。第5ゲームで2度目のブレークを奪い、2時間11分で勝利した。 試合後にSNSを更新した西岡は「今年初のベスト8はまさかの芝でした。誰も予想してなかったと思いますが、自分も予想していませんでした。今後はクレーよりも芝に自信を持って戦っていきます。連戦で体も疲れてきましたが、明日もファイトしていきます」とつづっている。 準々決勝ではラッキールーザーで出場している世界ランク81位のA・ブキッチ(オーストラリア)と対戦する。ブキッチは2回戦で第3シードのA・ブブリク(カザフスタン)をストレートで下しての勝ち上がり。 西岡とブキッチは今大会予選決勝で顔を合わせており、西岡が7-6 (7-3), 6-4のストレートで勝利している。