【天皇杯】都道府県予選が各地で開催中。鳥取県はガイナーレ鳥取がYonago Genki SCを下して本大会へ
天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会は現在、予選となる都道府県選手権大会が各地で開催されている。4月21日には鳥取県選手権大会の決勝が行なわれ、J3のガイナーレ鳥取と中国リーグのYonago Genki SCが対戦。Yonago Genki SCが0-2から追い付く粘りを見せたものの、鳥取が3-2で競り勝ち、本大会出場を決めた。 【写真】鳥取とYonago Genki SCが対戦した天皇杯の鳥取県代表決定戦。Yonago Genki SCも粘りを見せたが、鳥取が何とか振り切って勝利を収めた ■2024年4月21日 第67回鳥取県サッカー選手権大会 兼 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 鳥取県代表決定戦 ガイナーレ鳥取 3-2 Yonago Genki SC 得点:(鳥)松木駿之介3 (Y)中井栞吏、鍛冶川友貴
鳥取MF松木がハットトリック
米子市のオールガイナーレYAJINスタジアムで行なわれた一戦は、鳥取が立ち上がりの6分にMF松木駿之介のゴールで先制すると、13分にも松木が決めて2-0とリード。カテゴリーが2つ下の相手に対し、あっさり2点のリードを奪って主導権を握ったかに思えた。 しかしYonago Genki SCは苦しい展開から盛り返し、22分に相手のパスミスを拾ったFW中井栞吏が決めて1点差に。36分にも鳥取のパスミスからチャンスを迎え、MF鍛治川友貴がGKとの1対1を制して同点ゴールを奪い、2-2に追い付いて前半を終えた。 鳥取は後半、何度かチャンスがあったものの、Yonago Genki SCは2020年から22年まで鳥取でプレーしたGK福留健吾の好セーブなどでしのぐ。それでも71分、鳥取は松木駿之介がCKをヘッドで合わせ、ハットトリック達成となる3点目で勝ち越し。Yonago Genki SCは終盤、何度か決定機があったものの、鳥取はGK井岡海都のセーブなどでリードを守り切った。 本大会の1回戦は5月25日(土)と26日(日)に開催。鳥取は26日13時から鳥取市のAxisバードスタジアムで、山口県代表のFCバレイン下関と対戦する。 取材・写真◎石倉利英