交通も宿も価格高騰!? オリンピックまでに知っておきたいパリの最新ニュース6【2024パリ五輪】
市内が舞台のパリ五輪は、イレギュラーなこともたくさん! オリンピックに向けて盛り上がるパリの最新ニュースをお届け。『エル・ジャポン』5月号より
オリンピック期間中、観光客は1530万人?!
オリンピック、パラリンピックの期間中、なんと1530万人もの観光客がパリを訪れると予想されている。大半はフランス国内からで、海外の観光客は約12%の190万人の見込み。地元住民は自宅待機を要請されており、例年以上に夏のパリを脱出する人が急増するかも!? ※出典:パリ市観光局
交通も宿も観光地も価格が高騰!
この夏、パリのホテル価格は昨年に比べて314%も上昇! 昨夏に1泊169ユーロだった客室が699ユーロまで高騰している。今年に入り、ルーブル美術館などの観光地の入場料値上げが始まっているが、期間中は地下鉄の切符も通常時の倍の4ユーロに。 ※出典:パリ市観光局
選手村の部屋にエアコンはない?
近年、異常な猛暑が問題視されるパリ。歴史的建造物の工事が容易でないことや環境対策からエアコンのない部屋は多いが、それは1万4000人が滞在する選手村も同様だ。エアコンの代替案として、4000本以上の樹木を植え、8000台以上の扇風機を導入。今年は冷夏であることを願うばかりだ。
芸術で盛り上げる「カルチュラル・オリンピアード」開催
オリンピック開催にちなみ、フランス全土で「カルチュラル・オリンピアード」という文化芸術のイベントが行われている。芸術家のための非営利団体「ラ・メゾン・デ・アルティスト」は、スポーツを表現したアート作品をサイトでデジタル展示中。ほかにも多彩なプログラムが満載。
オリンピックのための赤いダリアを開発
レッドでオリンピックの情熱を表現した、新品種のダリアが誕生。パリ市立植物園の研究室にて開発され、通常8月中旬に開花するダリアをオリンピック開幕の7月末に合わせた早咲きに品種改良。パリ市内の150カ所の庭園や公園に、5万本以上のダリアが鮮やかに咲き誇る。
オリンピックに向けてセーヌ川を浄化中
競技使用を目標に、セーヌ川は約2300億円をかけて水質改善中。昨夏のテスト大会では検査に通らず、疑問の声が上がっていたが、3月初旬、マクロン大統領がセーヌ川を泳ぐことを宣言。2025年にはセーヌ川に3カ所の公共水浴場も造られるという。