山田涼介の2大”爆死映画”がひどい…ドラマ最新作も「山田涼介の無駄遣い」感が満載のワケ
人気も実力もあるのに、どうにも作品に恵まれないHey! Say! JUMP・山田涼介さんの役者人生。現在放送中の主演ドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)は、山田さんが初の教師役を務める学園ドラマということで話題になっていましたが大コケ中です。 【マンガ】「死ねばいいのに」モラハラ夫に悩む女性が我が子をネットに晒し始めた理由 今回は年間・約100本寄稿するドラマ批評コラム連載を持つ筆者が、山田さんの不運続きの役者人生を振り返っていきます。 前編『山田涼介が「人気も実力もある」のに大コケばかり…10作以上のドラマに出ていても大ヒット作はなかった』では、彼のドラマでの活躍を解説しました。 映画では主演映画『暗殺教室』とその続編でヒットを飛ばしたのですが…。
山田主演の2大爆死映画とは
まず、シリーズ累計発行部数が8000万部越えというメガヒット漫画『鋼の錬金術師』を、山田さん主演で実写映画化するも、散々な結果に。 2017年に第1弾が公開され、2022年に第2弾・3弾が連作で公開された実写版『鋼の錬金術師』3部作。 西洋を彷彿させる架空の世界を舞台としたファンタジー作品のため、実写化発表された直後から、原作ファンが納得するクオリティに仕上げられるのかと不安の声が多数あがっていました。日本のCG技術で壮大な世界観やダイナミックなバトルを再現しようとしても、ちゃちな映画になってしまわないかと懸念されていたのですが、その嫌な予感が見事に的中。 第1弾は興行収入・約12億円を記録したものの、メガヒット漫画原作の超大作だと考えるともの足りない数字で、内容はチープなCGの出来を中心に酷評されてしまったのです。にもかかわらず、なまじ興収が二桁億円に届いてしまったためか、5年の月日を経て第2弾・3弾が公開されたわけですが、もともと第1弾の評判が非常に悪かったので、この連作は爆死してしまいました。 また、『鋼の錬金術師』第2弾・3弾より先に公開していた2022年の主演映画『大怪獣のあとしまつ』の評判もひどかった。 日本を襲った大怪獣の死骸処理に追われる人々を描くというテーマで、その着眼点のおもしろさ、秀逸さに公開前の期待感はかなり高まっていました。実際、公開3日間で興収1億7000万円を突破するなど上々のスタートを切っていたのです。 けれど、その後映画を観た人々から酷評が噴出。リアリティのないストーリーやスベッているギャグシーンなど、ダメな点を挙げ出すと枚挙に暇がないほど。前評判をことごとく裏切った形になり、期待値と実際の満足度の落差がすさまじかったようで、結果的に大コケしたのです。 一昨年は映画『大怪獣のあとしまつ』、『鋼の錬金術師』第2弾・3弾、ドラマ『親愛なる僕へ殺意を込めて』と山田さんの役者業がコケ続けた一年間でした。 ちなみに浜辺美波さんとのダブル主演で今年1月に公開した映画『サイレントラブ』も、公開3日間で興収2億1000万円の好スタートを切ったものの、その後失速してあまり話題にならないまま上映終了しています。