阪神・坂本誠志郎「タイガースでもう一回やり返したい」 FA権を行使せず残留表明
阪神・坂本誠志郎捕手(31)が13日、西宮市内の球団施設で会見に臨み、今季取得した国内FA権を行使せずに残留すると表明した。この日が今オフのFA権行使の申請期限だった。 「僕は兵庫県出身で、地元で縁のあるタイガースという球団にドラフトのときに入りまして。その縁、恩がある。23年シーズン優勝して、日本一になって、今年、悔しい思いをして。チームとしても悔しかった。個人的にも悔しい思いをたくさんした。タイガースでもう一回やり返したい。もう一回、みんなでそこを目指していきたいというのも大きな要因ではあります」 冷静な口調の端々に来季にかける熱い思いを込めた。今季は64試合の出場で打撃面では打率・223、12打点を記録。巧みなリードでハイレベルな投手陣を引っ張り、チーム内のリーダー格としても貢献してきた。 経験豊富な坂本の存在も、V奪回を目指す藤川阪神の大きな力になる。