「飯塚事件」2度目の再審請求棄却 新証言も「証拠として認められない」 弁護団「決定は最悪のパターン」即時抗告へ
なぜ?福岡地裁は再審請求を“棄却”
2度目の再審請求でも「裁判のやり直しを認めない」という結論になったが、そのポイントは2つ。 まず、女の子2人を最後に見たとされる女性が証言をひるがえした点。今回「見たのは別の日だった」「警察に調書を誘導された」と新たに証言したが、福岡地裁は「女性の記憶は一貫性のない不確かなものである可能性が高く、信用できない」などと指摘し、証拠として認めなかった。 そして、弁護団が新証拠と主張していた別の目撃証言。「元死刑囚とは年齢や体格の異なる男性が、女の子2人を乗せた車を運転していた」と今回、証言していたが、裁判所は「不自然な感が否めず、到底、信用し難い」として、こちらも退けた。 決定について検察は「裁判所が適切な判断をされたものと考えている」とコメントしていて、弁護団は即時抗告するとしている。 (テレビ西日本)
テレビ西日本