職員食堂改装で登場「大阪府庁ライス」は話題になるか
「トンカツ直球勝負」の大阪府庁ライス
メニューの中で異彩を放つのは、「大阪府庁ライス」。直径27センチの皿に、大きなトンカツが山盛り状態で登場。若手職員などのガッツリ食べたいという満腹願望に対応するには、「やっぱりトンカツだろうと即決した」(三崎さん)、ストレート勝負の自信作だ。 皿の上に盛り付けたご飯を、薄焼き玉子で包み込む。さらに千切りキャベツとトンカツをのせ、総仕上げに自家製デミグラソースをたっぷりと。5層構造でボリューム感満載だが、見た目ほど脂っこさがなく、デミグラソースのほどよい酸味に誘われて食べやすい。サラダも付いて550円。「大阪府庁ライス」のネーミングも質実剛健の直球勝負だ。 隣接する大阪城公園の花見見物の前に立ち寄ったというシニア男性は、「府庁の食堂は初めてだけど、十分美味しい」と満足げに話した。三崎さんは「できる限り手作り感を継続し、大阪産食材を使った料理も工夫したい。将来的には訪日外国人の皆さんにも来店してもらえれば」と意気込む。 日替わり定食600円、カレーライス380円、きつねうどん300円。営業は開庁日の午前11時から午後3時。比較的にゆったり食事が楽しめる午後1時以降の時間帯がおすすめ。詳しくは大阪府庁の公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)