Mr.都市伝説 関暁夫、ペルーの“ミイラ”偽物説の裏の思惑
今回、Mr.都市伝説 関暁夫がペルーを訪問。“地球外生命体”のミイラをめぐるニュースに隠された思惑に、自らの足で迫った関に緊急インタビュー! 【動画】Mr.都市伝説 関暁夫がペルーのミイラ偽物説の真相に迫る
「やりすぎ」がワールドニュースに
――関さんはペルーで発見された人類以外の生命体とされるミイラと、メキシコで接触しましたが、その直後に“ミイラ”に関するニュースが世界を駆けめぐりました。 「今回ペルーを訪れていろんな人から話を聞いて、こうやって世界の人たちは騙されていくんだな……ということがわかったと思うけど、ニュースの裏には必ず何かあるっていうこと! 印象操作によって人々を誘導し、コントロールする人たちがいるんだよね。 前回訪れたメキシコで見た人類以外の生命体とされるミイラは、2016年にペルーのナスカ付近で発見されて、複数の権威ある機関(保健科学研究所・国立自治大学・国立イカ大学)が分析、調査した結果、『人間による物理的な改造の痕跡がまったく見られず、遺体としては本物』と断言したもの。にもかかわらず、その直後、ペルー文化省が『針金や接着剤、紙などを使って作られたまったくの偽物』と断定し、糾弾したんだ」 ――関さんのミイラとの接触が番組で放送されて10日後に、このニュースが出ました。 「すごいタイミングだと思わない? で、結局、取材で見たメキシコのミイラと、このペルーのミイラは、実は別ものだったんだよね。 ペルー政府が押収した物流倉庫のミイラっていうのは、ただの民芸品だった。メキシコのミイラはもともとペルーで見つかったものだから、ペルーの人が町おこしとして、民芸品のレプリカを作っていた。それをペルー政府が押収して勝手に調査したっていうこと」 ――ペルー政府が調査を行ったミイラは、昨年10月に、ペルーの首都リマにある空港内の物流倉庫で見つかったものでした。 「見つかった年代も場所もまったく違う、まったくの別もの。それなのに、第一報としてAFP通信が出した記事では、メキシコのミイラとペルーのミイラは同じものとして書かれていたんだ。その後に出たロイター通信の記事で、最後に少しだけ『専門家はペルーとメキシコのミイラに関連があるかどうかには触れていない』という一文が添えられた。 しかも、ペルー政府自体も双方の関係性については、言葉をにごしているんだよね。でも大半の人たちは一報だけ読んで、前回メキシコで調査したミイラとペルー政府が記者会見を開いたあのミイラっていうのが同じだと思っているわけ」 ――印象操作してでもねじ伏せたいものが、ニュースの裏には隠されているということですね。 「ペルー側の印象操作とも思える、このニュースの出し方……なぜそんなことをしたかといえば、確実にメキシコのミイラが本物だから。人類以外の生命体が出てきちゃったからなんだよね。どんなことをしてでも否定しなかれば国を統治できないから。宗教の概念が変わっちゃうから公には言えませんよ、ということ。ペルーは政教分離できていないカトリックの国だから。 ずっとこのニュースを追いかけていたから、それがわかったけど、大半の人たちは“あれって偽物だったんだ……”と勘違いさせられたところで止まっているわけ。その裏に何があるのか? その先に何があるのか? 追いかける。謎を解こう解こうとするんじゃなく、なぜ解けないのかを解かなければいけないんだよね」 ――ニュースを鵜呑みにするな。自分の足で情報を追いかけろと。 「自分の目で耳で、足を使って確かめましょうよ、と。5年後くらいに、真実に気づく人が多いけど、ちゃんと追いかけていれば、情報はいろんなところに出ていますから」 ――でも、ニュースの裏には必ず何かあるから注意もしなければいけない。 「そう、真実を知っても素直に受け入れられない人もいるから。例えば、1963年にジョン・F・ケネディが暗殺されたよね? その調査をまとめたウォーレン報告書が2039年に開示されるけど、ケネディは今から60年前に地球外生命体の存在を公表しようとしたから暗殺されたという説もあるわけ。 進化論を否定している人たちからすれば、そんなのは受け入れられない。そういう事実を認められないという人がニュースを操り、印象操作をすることで人々を誘導、コントロールする。 だから、今まで常識とされてきたことや定説と言われることを信じるな、騙されるなっていうこと! 自分で取捨選択して、正しい情報を見極めてください」