もり・ひなみ／東京都出身。女優、モデルとして活躍中

「新鮮な気持ちで撮影ができました。グラビアをメインでしていたのは２、３年前……。それこそ、スーパー戦隊のヒロインをやっていた頃になるので、自分の表情の変化を感じられました」 落ち着いた声で取材に応じてくれたのはテレビドラマやバラエティ番組、映画で活躍中の森日菜美（23）。『機界戦隊ゼンカイジャー』でヒロイン役を演じてブレイクした人気女優だ。 「グラビアの仕事をするうちに、いろいろな体の見せ方を覚えることができましたし、表情もポーズに合わせて変えられるようになりました。今回はもっと自然に、ありのままの自分を出して撮影できたので、その部分を皆さんに感じてほしいです」 グラビアを離れてからはタレント業と女優業をこなす忙しい日々を送っている。 「レギュラーでの仕事はEテレの『趣味の園芸 やさいの時間』。ドラマだと、カンテレさんの７月期の『そんな家族なら捨てちゃえば？』に出演しています。ドラマは『ゼンカイジャー』以来のレギュラー出演で本当に嬉しいです。今まで演じたことがない難しい役ですが、自分と違う性格を演じるのもお芝居の醍醐味なので、楽しみながら日々挑戦しています」 かつて各メジャー誌の表紙を飾りグラビア界の第一線に立っていた彼女に、改めてグラビアへの想いを聞いた。 「グラビアで一番大切にしているのは写真を見て『森日菜美だ！』ってすぐにわかってもらうことです。私のグラビアを見て、『あの子はどういう話し方をするんだろう』、『どんな動きをするんだろう』って表情や仕草を想像してもらえるのが理想です。私についてもっと知ってもらうために、相手の印象に残ることが大事だと思っているんです」 真剣に撮影に取り組む彼女は、見えないところでも努力を欠かさない。友人からの誘いで始めたキックボクシングは、日々の健康管理、体型の維持にも一役買っている。 「仕事が連続で入っていると体調を崩しやすく撮影に影響が出るので、それを治すためにキックボクシングを始めました。週に１回だけですが驚くほど効果があって、撮影が終わった後のむくみも減りました。あとはお風呂が好きなので半身浴でしっかりと疲れを取るようにもしています」 運動だけではなく食事にも気を使うという。彼女が毎日のように作っている食事を紹介してくれた。 「食事はできるだけ野菜を食べるようにして、今はトマトスープにハマっています。コンソメとトマトと他の野菜だけで簡単に作れるのでおすすめです。実は自炊がすごく苦手なのですが、食事と運動が本当に大事だとわかったので今は自分を励ましながらやっています。今後もこの習慣は続けていきたいですね」 今後の目標を聞くと、少し天然な彼女らしい答えが満面の笑顔とともに返ってきた。 「今後もタレントと女優の両方をこなして、とにかくたくさんの人に私について知ってもらいたいです。ずっと目標にしているのは始球式で投げること。どの球団でも呼んでくださればどこへでも行きます！　本音を言えば北海道に行きたいので日ハムさんに呼んでもらえたらすごく嬉しいかも……（笑）。ぜひよろしくお願いします！　あとは実家が農家なので農業関連の広告のお仕事もやってみたいですね」 最後にファンへのメッセージをいただいた。 「今回のFRIDAYさんのグラビアは柔らかく爽やかなイメージで撮影したので、女優っぽい感じに仕上がっていると思います。今までのグラビアは、大人っぽいセクシーな衣装で、背伸びしている感覚でしたが、この撮影では等身大でいられました。機会があればまたやりたいですね。これからも大人になった私を見てぜひ応援してください！」 ＜プロフィール＞ 森 日菜美（もり　ひなみ） 2001年生まれ。実家が農家で日菜美の『菜』も家業が由来となっている。 テレビドラマ、映画、バラエティ番組と幅広く活躍中。 『あざとくて何が悪いの？』（テレビ朝日系）、『趣味の園芸 やさいの時間』（NHK・Eテレ）、ドラマ『そんな家族なら捨てちゃえば？』（関西テレビ放送）などに出演。