2代目通天閣60周年 てっぺんから撮影した360度画像
その再建メンバーに祖父がいたという高井副社長も、この新世界で生まれ育ち、一般企業で就職後、50周年の時に通天閣観光に入社。ビリケンさんの出張など、これまでにない取り組みを行った。
「ビリケンさんを運び出した時は、神さんを持ち出すとは何事やとか言われましたけどね」と振り返ったが、そうした取り組みの結果、一時期落ち込んでいた通天閣の入場者数は、2012年度に50年ぶりの130万人超えを果たし、現在も100万人以上の入場者をキープし続けている。 そして、今月は通天閣のてっぺんにある避雷針を3メートルから8メートルのものに変更し、高さが108メートルとなった。「108は煩悩の数もありまして。あと神戸のポートタワーさんに並びたかったんですよ」と高井副社長は、大阪の夕陽を浴びながら避雷針の真下で笑顔で語ってくれた。