東日本大震災の語り部が熊本・益城町へ 23日、災害伝承などテーマに講演 熊日と河北新報の防災ワークショップ
東日本大震災の教訓を地域の防災に生かそうと、熊本日日新聞社と河北新報社(仙台市)は23日、熊本県の益城町公民館飯野分館で、防災ワークショップ「むすび塾」を開く。宮城県のけせんぬま震災伝承ネットワーク副代表の菅原定志さん、仙台市福住町町内会副会長の大内幸子さんが語り部として講演し、災害伝承や防災活動の事例を紹介する。 「むすび塾」は河北新報社が東日本大震災後の2012年から主に宮城県内の各地で続けているキャンペーン。語り部や住民が大震災の教訓を共有し、地域や家庭での備えについて語り合う。年1回ほど東北以外の地方でも開いている。 今回は熊本地震で被災した益城町の東無田地区を対象に開く。語り部2人が講演で経験を伝えた後、次世代への災害伝承や新旧住民の防災活動をテーマに地元住民らと意見交換する。 講演は午後1時半からで参加無料。熊日地域報道本部社会担当☎096(361)3151。