パキスタン北部の山で60代日本人男性が滑落死、長野県山岳協会副会長
【ニューデリー=浅野友美】在パキスタン日本大使館は3日、パキスタン北部ギルギット・バルチスタン地域のスパンティーク峰(7027メートル)に登頂し、下山中だった60歳代の日本人男性が2日に滑落死したことを明らかにした。
登山をアレンジした地元の代理店によると、死亡したのは本籍が長野県の大西浩さん(64)。日本人数人のグループで登山中で、大西さんの滑落に気付いたほかのメンバーの要請で救助隊が発見した際には亡くなっていたという。
長野県山岳協会のホームページによると、大西さんは協会副会長を務めている。
スパンティーク峰では6月中旬にも日本人男性2人が登山中に行方不明になった。うち1人の遺体が収容され、もう1人はまだ発見されていない。