廃棄物処理の米ウエイスト、ステリサイクル買収で合意近い-報道
(ブルームバーグ): 廃棄物処理大手の米ウエイスト・マネジメントは、米医療廃棄物処理サービス会社のステリサイクルを約70億ドル(約1兆1020億円)で買収する合意に近づいている。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
WSJが事情に詳しい関係者の話として伝えたところによると、早ければ3日にも正式発表される可能性がある。
テキサス州ヒューストンに本社を置くウエイストと、イリノイ州バノックバーンを本拠とするステリサイクルの担当者は、ブルームバーグが2日遅くに送ったメッセージに対し、それぞれすぐに返答しなかった。
ブルームバーグは5月、ステリサイクルが買収案の提示を受け、身売りを検討していると報じていた。
ステリサイクルのウェブサイトによると、同社は病院やケアセンター、動物病院から排出される取り扱いに注意が必要な有害廃棄物の処理事業などを全米で展開。5月31日の株価終値は51.54ドルで、48億ドル近い時価総額となっている。
原題:Waste Management Nears $7 Billion Deal for Stericycle, WSJ Says(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Alan Goldstein