米国代表に知れ渡る“大谷伝説”「みんな話題に」 ド軍コーチも震撼「信じられない」
初来日のド軍イーベルコーチ「あそこにぶつけたのか…」
「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」のスーパーラウンドは、21日に東京ドームで開幕する。米国代表は20日に前日練習を行ったが、出場登録されてない1人の選手が話題になった。ドジャースの大谷翔平投手だ。 【動画】米メディアも「ボールを破壊した」と驚愕 大谷翔平の衝撃弾 まずはディノ・イーベル三塁コーチだ。東京ドームはもちろん、今回が初来日というドジャース三塁コーチは馴染みの日本人記者を見つけると、東京ドームの右翼天井を指差した。 「ショウヘイは天井に当てたんだよね? あそこにぶつけたのか……。信じられないな」 大谷が東京ドークの天井に当てたのは、2016年11月に行われた侍ジャパンのオランダとの強化試合だ。今から8年も前のことだ。 「とんでもないパワーだな。でも、ショウヘイならやりかねないな」 イーベルコーチはエンゼルス時代にコーチとして携わり、今季は大谷の「50-50」を目の当たりにした。大谷の規格外のパワーを知っているだけに、妙に納得していた。
23歳のカブス有望株ショウ「みんな話題にするからね。クレイジーだよ」
今回の米国代表は多くの若手有望株で構成されているが、大谷の天井弾はチーム内でも話題になっているようだ。マット・ショウ内野手(カブス傘下)は今大会トップの打率.579(19打数11安打)、12打点。カブスの若手有望株ランキング1位に選出されている23歳の遊撃手だ。 「みんな話題にするからね。ショウヘイが天井に当てたことは知っているよ。クレイジーだよ。他にできる人はいないと思うよ。野球界で最高の選手の1人、いや最高の選手だと思う。今の時代に投打であのレベルでできる選手は他にいないよ」 米国代表は21日のスーパーラウンド初戦で侍ジャパンと対戦する。前日会見に臨んだマイク・ソーシア監督も「オオタニは出ませんよね? それなら大丈夫だ」と、かつての“教え子”をネタに。今季マイナーで104盗塁を決めたチャンドラー・シンプソン外野手(レイズ傘下)も「最高の選手と対戦したくない人はいない。オオタニと対戦できたら、間違いなく名誉なことだ」と、メジャーやWBCでの直接対決の実現を願っていた。 たとえ出場しなくても話題になる大谷。8年前の伝説が話題になるとは、やはりとんでもない選手だ。
小谷真弥 / Masaya Kotani