敦賀まつり神輿出発、港町に熱気 1300人威勢良く
敦賀まつり第3日の9月3日、福井県敦賀市内で神輿渡御(みこしとぎょ)と御鳳輦巡幸(ごほうれんじゅんこう)が繰り広げられた。気比神宮前では男衆が威勢良く神輿を持ち上げて宙に浮かせるパフォーマンスを繰り広げ、大勢の観衆を魅了した。 神輿渡御は、市街地の10区などが大人神輿、子供神輿、樽(たる)神輿の計15基を出し、担ぎ手には市内の小中高生も含め総勢約1300人が参加した。それぞれ気比神宮でおはらいを受け、各区を練り歩いた。 昼過ぎには同神宮の大鳥居前に川崎町、元町、松栄町、蓬莱町の大人神輿4基と早翠、第二早翠幼稚園の子供神輿2基が集結した。 米澤光治市長が「神輿でまつりを盛り上げてください」とあいさつ。NPO法人つるがみこしの会の竹中会長は「(新幹線開業で)全国から注目を集めている敦賀に元気がなきゃ、いかん。みんなで行くぞ、出発だ!」と声を張り上げ、担ぎ手を鼓舞した。 大勢の見物客が見守る中、川崎町の神輿から順次出発。男衆は「わっしょい、わっしょい」と威勢良い掛け声とともに交差点内を1周すると、神輿を持ち上げたり、左右に大きく動いたりするパフォーマンスを披露。大きな声援や拍手を受けていた。 一方、気比神宮のご神体の仲哀天皇を祭った神輿が市中を巡る御鳳輦巡幸は古式ゆかしく行われ、馬にまたがった神職や白装束姿の氏子ら約250人が長い列をつくって練り歩いた。 敦賀まつり最終日の4日は山車巡行。正午に気比神宮の大鳥居前に6基の山車が集結し、午後1時半から市内を巡行する。午後7時から本町通りで民謡踊りの夕べが催され、フィナーレを迎える。