氷見食材で菓子創作 県組合、秋にコンテスト 入賞作を百貨店で取り扱い
●ハトムギ、氷見りんご、灘浦みかん、キウイ…被災地盛り上げ 能登半島地震で大きな被害を受けた氷見市の支援につなげようと、県菓子工業組合は秋に氷見の食材を使った菓子で自慢の腕前を競うコンテストを行う。特産のハトムギや氷見りんご、灘浦みかんなど豊かな食を誇る氷見の魅力を詰め込み、創意工夫を凝らしたスイーツで被災地を盛り上げる。 「BESTOF TOYAMASWEETSとやま菓子コンテスト」と銘打ち、氷見の特産物を使った菓子を募集する。 氷見には特産ハトムギのパウダーや氷見りんご、灘浦みかん、キウイ、ブルーベリー、柿、栗など豊富な食材を誇る。組合ではこれまで「いちじく」「富山のお酒」「ピスタチオ」をテーマに菓子コンテストを行ってきたが、今年は震災で被害を受けた氷見を支援しようと、氷見の食材にテーマを決めた。 組合員や県洋菓子協会の会員のほか、組合員、会員が推薦する菓子製造に携わる人を対象にする。和菓子、洋菓子、餅類、せんべいなどジャンルは問わない。常温扱いのスイーツを今月31日まで先着50品募る。 大手百貨店の菓子バイヤーやスイーツジャーナリストらが味覚や視覚、市場性、独創性の各項目で審査に当たる。審査結果は10月に発表する。入賞作品は百貨店で取り扱いを予定する。 県菓子工業組合は「震災支援の意味を込めて氷見の食材をテーマにした。コンテストに向けて試行錯誤することでより技術も向上する」として多くの応募を求めている。 氷見で収穫されるブルーベリー、ハトムギ、氷見りんご、灘浦みかん、キウイ（左上から時計回りに）
