海外株投信、23年過去最高 新NISAで個人購入増も
一般投資家が購入できる公募投資信託のうち、海外株式で運用する投信の純資産総額が増えている。投資信託協会によると、「海外株式」の投信は2023年末時点では統計のある10年末以降で過去最高の29兆3344億円。本数も最多の929本だった。同協会は、新たな少額投資非課税制度(NISA)の今年1月開始を前に、個人投資家の購入が増加したとみている。 23年末の純資産総額は10年末の5兆1386億円に比べ5.7倍。19年末から5年連続で過去最高を更新した。国内と海外の両株式を運用する「内外株式」も23年末は7.8倍の22兆3940億円と過去最高で、本数も最多の647本だった。