U―23日本代表右SB関根大輝「全然いけます、もっといけます」…AT含めて142分走り抜き右サイドを制圧
◆サッカー男子パリ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯 ▽準々決勝=延長戦15分ハーフ= 日本4―2カタール(25日・ドーハ) 【写真】大会トーナメント表 五輪切符を獲得する国は? 1次リーグを2位通過した日本は、準々決勝で開催国のカタールと対戦し、延長戦までもつれる120分の死闘を制して8大会連続の五輪出場に王手をかけた。 フル出場で奮闘したのは、1次リーグ第3戦を休養した右サイドバック(SB)の関根大輝(柏)だった。試合開始から何度もアップダウンを繰り返し、右ウイングのMF山田楓喜(東京V)とのコンビで右サイドから攻撃を仕掛け、相手が1人少なくなってからは圧力を強め、サイドからのクロスで何度も決定機を演出した。 延長前後半も含めた120分に加え、前半10分、後半9分、延長計3分のアディショナルタイム(AT)を含めて、142分走り抜き、勝利に貢献した。試合後、関根は「(第3戦は)完全に休ませてもらったことで、昨日、一昨日の練習は本当に体の調子が自分でもすごいいいなっていうのがわかったので、今日もその勢いのまま行けました。120分間は本当に誰よりも走ろうと思ってやってたので、そういうところは良かったかなと思います」とうなずいた。 圧倒的な運動量を誇ったが、試合後も「全然いけます。もっと行けます。でも、全力は出しました」と笑顔。「スタミナは自分の武器ですし、そういう部分で、相手よりも多く走るだったり、クオリティで違いを見せたり、そういう部分が今日はできてたので、そうですね、相手の左サイドをうまく崩したのかなと思います」。その言葉に納得するほどの、ハイパフォーマンスを示し、日本の準決勝進出に大きく貢献した。
報知新聞社