『オーメン：ザ・ファースト』©2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

　『オーメン』の前日譚『The First Omen（原題）』が、『オーメン：ザ・ファースト』の邦題で4月5日に公開されることが決定した。 【写真】『生きる LIVING』のビル・ナイ 　本作は、6月6日午前6時に生まれた悪魔の子・ダミアンと、彼をとりまく人々の戦慄の連続死を描いた、リチャード・ドナー監督、グレゴリー・ペック主演のホラー映画『オーメン』（1976年）の始まりを描く物語。音楽を担当したジェリー・ゴールドスミスが第49回アカデミー賞作曲賞を受賞した『オーメン』は、その後、『オーメン2／ダミアン』（1978年）、『オーメン／最後の闘争』（1981年）、『オーメン4』（1991年）とシリーズ化され、1976年版をリメイクした同名映画『オーメン』（2006年）、テレビシリーズ『ダミアン』も製作された。本作では、今まで謎に包まれてきた“悪魔の子”ダミアンの誕生に隠された秘密が明かされる。 　あわせて公開された特報映像は、違和感を感じさせるサウンドをバックに、逆再生した不可解なシーンが印象的な映像となっている。床に横たわり祈りを捧げるシスターたち。教会への奉仕生活を始めるためにやってきたアメリカ人女性マーガレット（ネル・タイガー・フリー）が、イタリア・ローマに到着するところから始まり、フラッシュバックのように不穏なシーンが次々と映し出される。強制的に麻酔をかけられた後に笑みを浮かべる謎の女性。大きく開けられた口の中にはっきり刻まれている、悪魔の数字「666」の文字。教会が炎に包まれる中、シスターが顔を覆った生まれたばかりの赤ん坊を抱いている姿が見受けられ、司祭のローレンス（ビル・ナイ）は「恐れることはない、この子供は運命だ」と宣言。マーガレットは、悪魔の子ダミアンを誕生させようとする教会の恐るべき陰謀を知り、教会に隠されたおぞましい真実に巻き込まれていく。映像のラストには、逆再生すると前作に通ずるあるセリフが隠されている仕掛けも用意されている。 　主人公マーガレットを演じるのは、『ゲーム・オブ・スローンズ』『サーヴァント ターナー家の子守』のネル・タイガー・フリー。そのほか、『生きる LIVING』のビル・ナイ、『蜘蛛女のキス』のソニア・ブラガ、『ウィッチ』のラルフ・アイネソンらがキャストに名を連ねた。監督を務めたのは、本作が長編初監督作となった『Channel ZERO：ブッチャーズ・ブロック』のアルカシャ・スティーブンソン。 　教会の前で女性が佇む姿を中心に、「666」の数字や「レジェンド・オブ・ホラー『オーメン』“始まりの物語”ーー」のコピーが配置されたティザーポスターも公開された。