【MLB】アロンソの再契約交渉は時間切れか メッツがサンタンデールなど代替案の検討を開始 米報道
「相思相愛」とみられているメッツとピート・アロンソの再契約交渉だが、依然として金額面の開きを埋められない状況が続いている。そんななか、「ニューヨーク・ポスト」はスプリング・トレーニングの開始までに戦力を整えるため、メッツがアロンソの再契約交渉について早期決着を望んでいることを報じた。アロンソとの再契約を見送った場合の代替案についての検討を開始したとみられており、アロンソ陣営にとってはメッツ残留のタイムリミットが刻一刻と迫っていることになる。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ アロンソ陣営はメッツに対して「オプトアウト付きの3年契約」を提案したことが報じられている。アロンソ陣営が歩み寄った形だが、それでもなお、メッツとの合意には至っていないようだ。メジャー6年間で226本塁打を放っているとはいえ、打撃の確実性は低く、守備・走塁面での貢献も期待できないため、メッツはアロンソのことをそれほど高くは評価していないのだろう。 アロンソの代替案として名前が挙がっているのは、昨季オリオールズで44本塁打を放ち、現在はFA市場に残ったままとなっているアンソニー・サンタンデール。また、ブルペン補強の方向に舵を切り、タナー・スコットなどの大物リリーバーを狙う可能性もあるようだ。「SNY」のアンディ・マルティノ記者によると、ブラディミール・ゲレーロJr.のトレードについてブルージェイズに問い合わせを行ったようだが、ブルージェイズがゲレーロJr.の放出に応じる可能性はほとんどないという。 今オフのメッツはデービッド・スターンズ編成本部長のもと、堅実路線の補強を貫いている。フアン・ソトと結んだ15年7億6500万ドルの超大型契約ばかりが注目されるが、これはヤンキースなど他球団との激しい争奪戦になった結果だ。スターンズ編成本部長は低予算球団のブリュワーズを強豪に変貌させた人物で、基本的には必要以上の大型契約には消極的であり、特に故障リスクの高い投手とは長期契約を結ばないことで知られる。アロンソとの再契約についても適正価格以上のオファーを提示するつもりはないのだろう。