【カンボジア】1~9月の外国人入国数、480万人で22%増
カンボジアを2024年1~9月に訪れた外国人入国者数は前年同期比22.4%増の480万人だった。新型コロナウイルス禍前の19年同期の99.7%の水準まで回復した。観光省の発表を地元各紙(電子版)が24日伝えた。 国籍別ではタイからの入国が最多。ベトナム、中国、ラオス、米国などと続いた。 海外に渡航したカンボジア人は3.2%増の136万人だった。 観光省のトップ・ソフィアック次官は、今年通年の外国人入国者数は約600万人になると予想。25年の入国者数は、過去最多だった19年の水準に戻るとの見通しを示した。 19年の外国人入国者数は前年比6.6%増の661万人。入国者からの収入は49億2,000万米ドル(約7,473億円)で、同年の国内総生産(GDP)の12.1%を占めた。 23年にカンボジアを訪れた外国人は前年比2.4倍の545万人、観光収入は30億8,000万米ドルだった。 観光業は、衣料・履物・旅行用品の輸出、農業、建設・不動産業とともにカンボジア経済を支える4本柱の一つに位置付けられている。