「受援力」理解深める 福島県南相馬市で災害ボランティア講座 外部支援の調整 地元の役割強調
みなみそうま市民ふくし大学災害ボランティア講座は9月28日、福島県南相馬市の原町区福祉会館で開かれた。被災地に求められる「受援力」について理解を深めた。 市民約30人が受講した。災害ボランティアの後方支援に携わるオフィス園崎の園崎秀治代表(千葉県浦安市)を迎えた。園崎さんは能登半島地震さらに今月の奥能登地域の大規模水害での被害状況やボランティアの実態について説明した。 長年にわたる支援の経験を踏まえ、外部からの支援を受け入れて生かす「受援力」の重要性を訴えた。被災地側から、必要な助けを積極的に伝え、外部から来るボランティアを調整、案内する地元の役割を強調した。 参加者は講座での学びを万が一の時に生かそうと、真剣に聞き入っていた。 (相双版)