【「ブラックフライデー」が最大の狙い目】“2025年1・2月の値上げリスト”を見据えて年内にまとめ買いしたい商品 パックご飯、冷凍食品、お酒などの一覧
帝国データバンクが10月31日に公表したレポート「定期調査『食品主要195社』価格改定動向調査」は、来年も値上げラッシュが続くと予想。2025年に値上げされる商品は1000を超える見込みだ。 【表】インスタントコーヒーやヨーグルトなど、2025年1月・2月に値上げする主な商品
ファイナンシャルプランナーで節約アドバイザーの丸山晴美氏が語る。 「原材料費の値上げと加工時のエネルギー価格の高騰、さらに包装資材費や物流費、人件費のコスト増など様々な要因で値上げラッシュが起きています。今後も食料品は価格が上がるか、内容量を減らす“ステルス値上げ”がしばらく続くでしょう」 値上げされる商品のなかで家計にダメージを与えそうなのは「主食」だ。 「薄力粉系を中心とした小麦の値上げの影響により、来年1月には食パンや菓子パン、洋菓子などが値上げします。また今年の夏は米が値上がりし、その後、新米が出回っても価格が落ち着いていません」(丸山氏、以下同)
2025年1~2月の値上げが決まっている主な商品を別掲表にまとめた。 「なかでも米の高騰を受けて値上げされる見通しのパックご飯に加え、冷凍食品、お酒などの嗜好品は年内にまとめ買いしておいたほうが得だと考えられます。いずれも日持ちがするため、値上がりする前に買い置きしておきたい」
年内最後の“まとめ買いのチャンス”
そうしたなか、年内最後の“まとめ買いのチャンス”がやってくる。 「アメリカの感謝祭が起源の『ブラックフライデー』が最大の狙い目です。11月末にイオンやイトーヨーカドー、ユニーなどのスーパー、ウエルシアやサンドラッグなどのドラッグストア、百貨店など様々なお店がセールを開催するようになりました。イオンのブラックフライデーセールでは『レジで半額』といった大セールを実施します。年末の“得する買い物術”として活用しましょう」 恒例の「福袋」も注目だという。 「最近は中身が公表されている福袋の予約販売が年内に始まり、食料品や日用品が入っているものが人気です。さらなる高騰が予想される米などを福袋で買い求めるのもいいでしょう」 ※週刊ポスト2024年11月29日号