「エイジングケアに欠かせない!名品スキンケアコスメ」10選【ヒアルロン酸ほか】|美ST
保湿しながらガードするのがリピジュア®の特徴。肌表面にポリマー膜を作ることで乾燥や紫外線、外的刺激などのストレスから肌を守る。
【ペプチド】
『どんな肌とも相性がいい。肌力をボトムアップする極小サイズたんぱく質』 複数のアミノ酸が結合した化合成分でコラーゲンやエラスチンの生成をサポート。働きや効果の違うペプチドを組み合わせることで保湿効果から抗酸化・抗糖化作用、肌の修復・再生までさまざまな効果を発揮。エイジング悩みへのマルチな対応が期待される成分。
1:表皮から基底層までのコラーゲン生成を助ける厳選4種ペプチドを配合。メディプローラー ラディアンスリフトローション 120ml¥11,000(メディオン・リサーチ・ラボラトリーズ)2:高速でハリを生み出す設計の高機能ペプチド「OSK9」配合。アンフィネス アップサージ ソリューション BN 40ml¥11,000(アルビオン)3:低分子9種のペプチドが肌の潤いや弾力をサポート。プロティニ ポリペプチド クリーム 50ml¥9,570(ドランク エレファント)
タンパク質が分解されてアミノ酸に至る途中過程がペプチド。タンパク質より分子が小さいため吸収されやすく結合次第で種類や働きも多様。
こんな成分が美ST世代の肌を育んできました
私たちが化粧品の成分を意識したのは「美白」コスメから。1988年医薬部外品(以下同)承認のコウジ酸、1989年承認のアルブチン、2002年承認のトラネキサム酸、2003年承認の4MSK(資生堂)などが周知の成分となりました。1995年には「フォースC」(ヘレナルビンスタイン)登場でピュアビタミンCブームが起こり、2 001年に「オバジC」(ロート製薬)も発売され、ビタミンC誘導体も含め、マルチ成分として今も人気が継続しています。 2017年にはシワ改善ムーブメントが起きました。契機は2016年承認のポーラの独自成分ニールワン、2017年承認の資生堂の純粋レチノール、そしてブレイクしたのがナイアシンアミドです。1990年代後半に〈肌あれ、あれ症〉の承認、2007年に〈美白有効成分〉、2017年〈しわを改善する〉効能効果の承認を得て、多くの製品にひっぱりだこ。また、レチノールはシワ改善から顔全体のターンオーバーを促す成分としても普及、その流れでピーリングが一般化し、美容医療だけでなく「酸」を配合したコスメでホームケアが盛んに。AHA、BHAなどに加え、肌に優しく抗酸化効果があるPHAも2023年に登場しました。 新成分だけでなく、秀でた既存成分は今も進化が継続中。例えばヒアルロン酸は1934年に発見された成分ですが、いかに肌の中に浸透させ長く留まらせるかを各メーカーが研究し続け、さまざまな新世代ヒアルロン酸が誕生しています。そしてコロナ生活を経て必要性が高まったのは、肌荒れや敏感肌をケアする成分。前述のナイアシンアミド、2019年「ジェニフィックアドバンスト N」(ランコム)から広まった〈皮膚常在菌〉プレ/プロバイオティクス、韓国コスメ発・ツボクサ由来のCICA(シカ)、ヘパリン類似物質、カンゾウ由来のグリチルリチン酸ジカリウムとグリチルレチン酸ステアリルに注目が集まっています。 2024年『美ST』4月号掲載 撮影/河野 望 取材/森島千鶴子 イラスト/まるはま 編集/石原晶子