パリは28年ロス五輪に「とても高いハードルを設定した」と指摘する声。『美しいロケーション+仮設スタンド』実現に32年開催都市は悲鳴「不可能だ」
セーヌ川の水質問題をチクリ「パリは完璧ではなかった」
加えて、「パリは完璧ではなかった」と同メディアはチクリ。「セーヌ川の水質を巡る論争が続いているにもかかわらず、開会式やトライアスロン競技を強行開催した。7月26日のセーヌ川は激しい雨のなか、世界中の視聴者の前で物議を醸す開会式が行なわれた」と大会運営を非難。さらに大会組織委員会などが「セーヌ川をパリ五輪のレガシーに」と標榜し、市内に下水流入防止の巨大地下水層を建設するなど約2000億円もかけて水質浄化を進めたが、依然として汚染問題に悩まされている点を鋭く指摘している。 コロナ禍の開催で五輪の価値が問われた東京大会から3年。史上初のスタジアム外での開会式など、100年ぶりにパリで開催されたオリンピックは既存の施設や仮設の競技場が全体の95%を占め、世界的な観光名所を競技会場にする試みは一定の収穫を得た。だが、フランスらしい創造性を強く打ち出したものの、課題が浮き彫りになった一面があることも見過ごせない事実である。 構成●THE DIGEST編集部
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