一人暮らしで食費をおさえるため、毎日夕食は「袋ラーメン」です。昼食は社食なので、「栄養面」は大丈夫ですよね?
一人暮らしをしていると、生活費をおさえるために食費を削ることを考える人は多いでしょう。 しかし、食費をおさえようとすることで栄養面の心配が出てくることもあるはずです。 例えば、毎日昼は300円の社食を食べている代わりに、夜ごはんは安く購入できる「袋入りインスタントラーメン」で済ませている場合、1ヶ月の食費はいくらぐらいになるのか計算してみましょう。 また、栄養面での問題点についてもご紹介します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
「袋入りインスタントラーメン」と「300円の社食」で済ませた場合の1ヶ月の食費は?
袋入りインスタントラーメンは、熱湯をかけたり鍋で煮込んだりするだけで食べられる手軽さと、安さが魅力です。 味のバリエーションも豊富なので、毎日のように食べても飽きを感じにくいでしょう。 5袋入り1パックになっていて、1袋に換算すると60円台で購入できるものもあるため、食費を節約したい人にはありがたい食材かもしれません。 例えば、平日の朝は食事を抜き、昼に300円の社食を、夜に1袋60円の袋入りインスタントラーメンを食べたとしたら、1日の食費は360円で済みます。 1ヶ月の平日を20日と考えた場合、平日の食費は7200円となります。 土日祝日も同じくらいの値段で食事を済ませた場合、1ヶ月(30日間)にかかる食費は1万800円です。 総務省統計局の「家計調査報告【家計収支編】2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、2023年における単身世帯の食費の月平均額は4万6391円なので、1万円程度でおさえられるのであれば十分な節約といえるでしょう。
毎日「袋入りインスタントラーメン」を食べることの栄養面での問題点は?
インスタントラーメンは塩分が多く含まれている食品として知られています。 厚生労働省のデータによると、インスタントラーメンからは1日5.4グラムの食塩を摂取しているということです。 毎日インスタントラーメンを食べると塩分摂取量が多くなるうえに、ビタミンなど一部の栄養素が不足してしまう可能性があるでしょう。 昼食の社食で不足分のビタミンをしっかり摂取できればそれほど気にする必要はないかもしれませんが、摂取しすぎた塩分が健康を害する原因になる可能性があるため、毎日食べ続けることはおすすめできません。