日本バスケ、男女同時の五輪自力出場は48年ぶり2度目の快挙!元指揮官ホーバスHCも祝福「See you in Paris!」<DUNKSHOOT>
日本バスケットボール界に新たな1ページが刻まれた。 2月11日、ハンガリーのショプロンにて「FIBA女子オリンピック世界最終予選(WOQT)」最終第3戦が行なわれ、世界ランキング9位の日本が同5位のカナダに86-82で勝利。予選通算2勝1敗とし、2016年のリオデジャネイロ大会、銀メダルに輝いた2021年の東京大会に続く3大会連続の五輪出場を決めた。 【動画】男女アベック出場!それぞれの五輪決定“涙”“歓喜”の瞬間はこちら これで5人制バスケは男女揃って前回の東京五輪に続く出場が決定。予選を突破しての同時自力出場は、1976年のモントリオール大会以来、48年ぶり2回目の快挙だ。 バスケットボール競技は男女とも出場枠は12だが、決定方法は異なる。男子は昨年夏に行なわれたワールドカップ(W杯)で各大陸の上位チームに出場枠が与えられ、開催国のフランスを含めた8チームが決定(残り4枠は7月の最終予選で決まる)。日本は3勝2敗の全体19位でアジアの1枠を勝ち取った。 女子は開催国のフランスと2022年W杯優勝国のアメリカが最初に出場権を獲得。残りの10枠は4か国で行なわれた今予選で一斉に決められ、ハンガリー会場は世界ランク4位のスペインと5位のカナダが揃うなか、その2強を倒した日本が最終的に1位で予選を突破した。 日本時間深夜の激闘には男子の関係者も熱視線を送っていたようだ。歓喜の勝利直後、2017~21年に女子代表の指揮を執り、東京五輪では史上初のメダル獲得に導いたトム・ホーバス現男子HCが祝福。 自身のX(旧Twitter)で「おめでとうございます!See you in Paris(パリで会いましょう)!」と教え子たちを称えると、男子キャプテンの富樫勇樹も「勝ったー」とライブ観戦の興奮冷めやらない様子で投稿した。 男子のW杯、そして女子の今予選と、いずれも“死の組”と呼ばれる難関グループに入ったが、見事に壁を突破し大舞台の切符を掴んだ日の丸戦士たち。たくましさを身につけた“アカツキジャパン”が、揃ってパリの舞台に立つこととなった。 ■バスケットボール日本代表オリンピック出場歴 [男子] 1936年ベルリン大会:9-14位 1956年メルボルン大会:10位 1960年ローマ大会:15位 1964年東京大会★:10位 1972年ミュンヘン大会:14位 1976年モントリオール大会:11位 2021年東京大会★:11位 2024年パリ大会 [女子] 1976年モントリオール大会:5位 1996年アトランタ大会:7位 2004年アテネ大会:10位 2016年リオデジャネイロ大会:8位 2021年東京大会★:銀メダル 2024年パリ大会 ※女子は1976年が第1回。★=開催国枠で出場 構成●ダンクシュート編集部
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