【山口県高校総体】サッカー男子、高川学園4連覇セットプレーと堅守で完封勝ち
4連覇を目指す高川学園は、準決勝を終えた段階で守備に課題があった。「準決勝は自分たちの強みの守備がうまくいかなかった」と沖野真之介主将。一夜明けて迎えた決勝で、高川学園の守備は初優勝を狙った早鞆の攻撃を完璧に封じた。 前線に小柄ながら運動量が豊富でプレー強度も高い選手が多く、良い守備から攻撃につなげるのが今年のスタイル。ただ、宇部鴻城との準決勝は前線から守備がはまらなかったという。準決勝を2―1で辛くも勝利した後、決勝に向けては「自分たちの成長のためにも課題は修正する」(沖野主将)と意気込んでいた。 前半は早鞆のストライカー、吉岡修太にシュート2本を打たれてゴールを脅かされたが、後半は早鞆のシュートを0本と完璧に抑え込んだ。攻撃は前半5分、CKから最後は「こぼれ球を狙っていた」という行友祐翔が先制ゴールを奪ったのを皮切りに、「自分たちの強み」(沖野主将)と胸を張るセットプレーなどで計6得点。「良い守備から攻撃に」という戦い方を存分に発揮した。 昨年の全国総体は3回戦でPK戦の末に敗れてベスト16だった。沖野主将は「目標は日本一。全国でも守備やセットプレーなど自分たちの強みを出していく」と活躍を誓った。