「どうせ若者はリアタイしないのに」10月期『月9』が若手俳優2人をW主演に大抜擢した〝裏事情〟
『ガリレオ』シリーズのコンビが作る新たなミステリー 俳優の鈴鹿央士(24)と松本穂香(27)が、10月7日スタートのフジテレビ系月9枠の連続ドラマ『嘘解きレトリック』でW主演を務めることが先ごろ発表された。 同作品は都戸利津さんの同名漫画が原作。鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵(鈴鹿)と、ウソを聞き分ける能力者(松本)の異色コンビが難事件を解決していくストーリーだ。鈴鹿と松本はともに月9初主演となる大抜擢。演出の西谷弘氏、プロデューサーの鈴木吉弘氏という福山雅治(55)主演の人気作『ガリレオ』シリーズの2人が再タッグを組み、新たなミステリー作品を作り出すことになる。 【仲良し】すごい…事務所移籍で話題になった「あの女優」と鈴鹿央士のツーショット! 「同作品は昭和初期を舞台にしています。月9で過去の時代を舞台にした作品は’14年10月期に、人気コミックを実写化した小栗旬(41)主演の『信長協奏曲』以来となります。『信長~』は織田信長をはじめ有名な戦国武将が登場していたので視聴者もなじみがあり、’16年には劇場版が公開され興業収入46.1億円のヒット作となりました。 同作に比べると、『嘘解きレトリック』は地味な印象の作品ではあります。ネット上では、若手2人の大抜擢について《どうせ若者はリアタイしないのに》《中高年が知らないから視聴率は爆死確定》等々、早くも厳しい意見が飛び交っています」(テレビ局関係者) 今期の月9枠『海のはじまり』は人気グループ『Snow Man』の目黒蓮(27)が主演で、松本の事務所の先輩でもある有村架純(31)がヒロインを務める豪華布陣ということもあり、それも鈴鹿と松本の〝若手感〟を際立たせてしまっている要因だ。それでもやはり、この2人の月9のW主演大抜擢はかなりのチャレンジだといえる。 「鈴鹿は韓国の人気ドラマをリメークした’22年の『六本木クラス』(テレビ朝日)や、同年の作品で目黒も出演した感動作『silent』などで好演していたものの、ゴールデン・プライム帯(午後7~11時)の連続ドラマは初主演となります。 一方の松本は名作漫画を実写化した’18年の『この世界の片隅に』(TBS系)で松坂桃李(35)とW主演。さらに’20年公開の映画『みをつくし料理帖』などでも主演を務めていましたが、知名度はまだそこまで浸透していないのが現状です。月9では昨年7月期『真夏のシンデレラ』の森七菜と間宮祥太郎から今期の目黒蓮まで、5作連続で初主演俳優を起用していますが、その中でも今回は大抜擢といっていいでしょう」(放送担当記者) いろいろな〝大人の事情〟があった 鈴鹿は、今年4月期の月9で主演を務めた広瀬アリス(29)の事務所の後輩で、松本は有村の事務所の後輩だ。ともに月9で実績のある先輩たちのおかげもあってのW主演への大抜擢となったようだが、それ以外にも〝大人の事情〟はあったようだ。 「そもそも、『海のはじまり』でキャスティングや撮影に予算をかけ過ぎてしまったため、〝苦肉の策〟として若手の起用に至ったようです。また、表向きにはW主演と謳っているので、主演2人は〝同格〟のはずですが、実際の番手は鈴鹿さんがのほうが上。その理由は、フジテレビが将来的に、もともと鈴鹿さんを見初めてスカウトした事務所の先輩・広瀬すずさん(26)をキャスティングしたいからだといわれています。 また、松本さんと同じ事務所には、有村さんを筆頭に、月9で実績のある戸田恵梨香さん(36)、今後、月9にキャスティングされそうな田中みな実さん(37)、今年4月に移籍したばかりの吉岡里帆さん(31)らが所属。松本さんも主演に名を連ねさせることで、事務所との良好な関係を維持したいという思惑も透けて見えます」(フジ関係者) 鈴鹿と松本のW主演で『嘘解きレトリック』がヒットすれば、今後のさらなる若手の抜てきにつながりそうなのだが……。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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