[MOM4728]国見FW門崎健一(3年)_「完璧」なプレースキックで2アシスト。得点も決め、リベンジの舞台へあと1勝
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [6.6 インターハイ長崎県予選準決勝 国見高 3-0 諫早商高 長崎県立百花台公園 サッカー場] 【写真】日向坂46メンバーがサポ姿で現地観戦「可愛すぎて二度見した」「美しさで溢れてる」 1ゴール2アシスト。FW門崎健一(3年=長崎南山中出身)が高精度のキックで国見高を長崎県予選決勝へ導いた。 まずは前半3分、門崎は右サイドから「ストーンの上を越して、点で合うようなボールを蹴ろうって思って蹴りました」というCKを右足で蹴り込む。ボールはニアの相手選手の頭上を越えて落下。そこにFW西山蒔人(3年)が走り込み、先制点が生まれた。 門崎は、後半8分にも絶妙なキックでゴールを演出する。今度は右サイドからのFK。「GKとDFのラインの間に、速くて相手が触れないボールを蹴ろうと思って蹴りました」。やや巻いた形で蹴り入れたボールは、「完璧だったっす」というように、GKとDFの間へ。これを再び西山が合わせて2-0となった。 昨年から国見のプレースキッカーを担当。長崎南山中時代はCKやFKを蹴っていなかったというが、国見進学後に蹴るようになり、自分の武器を増やすために取り組んできた。狙い済まし、GKが届かないようなボールを蹴ることを意識。現在はその精度に自信を持っている。 また門崎は後半20分、斜めの動きで相手CBの背後を取り、MF稲富絆仁(3年)のスルーパスから右足でゴール。FWとしての役割も果たした。昨年まではSHだったが、今年からFWへ。抜け出しなどの感覚を掴み、プリンスリーグ九州2部でも4発と得点を重ねてきている。「もっと点にこだわってやっていけたらいいなって思っています」。さらなるゴール数増加に意欲を見せている。 キックや抜け出しに加え、最も得意とするドリブルにも注目のアタッカーだ。長崎南山中の先輩MFで、国見の主将を務めていた日高希星(現東海学園大)の誘いもあって、名門校へ進学。昨年、先発としてインターハイ全国3位を経験している。 だが、全国大会の経験はあくまで先輩たちのお陰。「インターハイは去年、先輩たちに勝たせてもらったっていうか、自分は何もできなかったんで。今年は自分がチーム引っ張って、全国優勝できるように頑張っていきたいです」。まずは7日の決勝でもゴールと白星をもたらし、今年は全国大会で躍動する。