高田繁氏のCS「2勝アドバンテージ」案 SNSでも紛糾「変動するのは当然」「そんなことするなら…」
今季のプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が7日、都内のホテルで行われ、DeNAを26年ぶり3度目の日本一に導いた三浦大輔監督(50)が初受賞した。チームでは98年の佐々木主浩以来、2人目となる。 選考委員会では意見が割れ、激論が紛糾。貯金42と圧倒的な戦力でパ・リーグを制したソフトバンク・小久保裕紀(53)を推す声、さらに4年ぶりにセ・リーグVを飾った巨人・阿部慎之助監督(45)の采配を評価する意見も上がった。つまりペナントレースを重視すべきとの声が出た。 しかし、座長を務める王貞治氏は「勝負の世界は勝たなきゃいけないってことが鉄則。そういった意味では見事に勝ち上がった三浦監督の手腕っていうのは評価されるべき」と紆余(うよ)曲折の末、最終的には満場一致で三浦監督に落ち着いたことを明かした。 選考委員会終了後の会見で委員の一人である作家の門田隆将氏が、同じく委員の高田繁氏からある提言があったことも明かした。 高田氏はクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージで優勝チームと勝ち上がりチームが5ゲーム差以上ある場合のアドバンテージの見直しを提言。現状ではゲーム差にかかわらず優勝チームに1勝のアドバンテージが与えられている。 ただ、CSを制し、日本シリーズもソフトバンクを破って日本一に輝いたDeNAが2位・阪神と3・5ゲーム差、首位・巨人とは8ゲーム差もあったことから「2勝アドバンテージを出すべきじゃないか」と意見したという。 この意見をめぐってはSNS上でも「ゲーム差や勝率に応じてアドバンテージが変動するのは当然と思うね」「CS廃止はやりすぎだけど、5ゲーム以上差があったらアドバンテージもう1勝ぐらいあってもいいってのはまぁちょっと思いましたね」と2勝アドバンテージに賛同する声や「2勝のアドバンテージ?そんな事するなら、クライマックス辞めればええやん」「じゃあそもそもなんのためのCSやねん笑 リーグ優勝するくらい強いチームなんだから1勝のアドバンテージと全試合ホームゲームで十分でしょ」と懐疑的な声と意見が分かれた。 また「アドバンテージより試合日程空きすぎ問題どうにかして欲しい」と日程を疑問視する声もあがった。