岸田首相「政治刷新本部」を立ち上げ…あす初会合
日テレNEWS NNN
自民党の派閥の政治資金をめぐる事件を受け、岸田首相は自民党に自らに直属の機関として「政治刷新本部」を立ち上げました。11日、初会合が開かれます。 岸田首相 「私たちはこの問題に直面して、 総裁直属のこの機関として『政治刷新本部』という組織を立ち上げ、国民の信頼回復に向けて努力をしなければならない」 自民党は、臨時の総務会を開き、総裁直属の「政治刷新本部」を発足させることを決めました。 政治刷新本部では政治資金や派閥のあり方について議論を行い、今月中に中間とりまとめを行う予定です。 トップの本部長に就く岸田首相は「党を挙げて最大そして最優先課題として取り組んでいきたい」と強調しました。 このほか、役員には、派閥について、新人育成の観点から「必要」と主張する麻生副総裁と自身も無派閥で「派閥は必要ない」という立場の菅前首相という2人の首相経験者が最高顧問として入ります。 さらに、小泉元環境相ら複数の青年局長経験者や女性局長経験者の起用が固まりました。疑惑が指摘されている安倍派からもフランスでの研修中に撮影、投稿した写真が批判され女性局長を辞任した松川るい参院議員ら、複数の議員が選ばれていて、総勢およそ40人となる方向です。 初会合は、11日午前に開かれる予定です。