【証言】「従業員見かけたことは一回もない」常連客が明かす“ホテルの内情” 管理人室は施錠され客と接触なし 千葉・市原市の強盗殺人事件
11月1日に千葉県・市原市で、ホテル従業員の佐伯仁美さんが殺害された強盗殺人事件。現場では、ホテル内の精算機が壊されていた。 【画像】「普段は鍵をかけておく」内情を知る人物が語るホテルのセキュリティーとは 常連客によると、客と従業員が接触する機会は一度もなかったというが、ホテルの内情に詳しい人物は、お客さんが出た後の作業をする間に、管理人室に侵入された可能性があると話す。ただ、管理人室には多少の現金しかなかったという。 果たして、犯人は金銭目的で犯行に及んだのだろうか。
首や腹部に複数刺し傷などが…
11月1日、千葉県・市原市で発生した凶悪な強盗事件。 「女性従業員が倒れていて、顔が腫れ、手首が縛られている。意識、呼吸がない。」 ホテルの店長からの通報で発覚した。 街道沿いのホテルで、従業員の佐伯仁美さん(56)が殺害された上、ホテル内の精算機が壊された事件。 明らかになった死因は、ひも状のもので首を絞められたことによる窒息死。 また、首や腹部には、刃物による複数の切り傷や刺し傷があり、出血性ショックの可能性もあるという。
「従業員見かけたことは一回もない」
一連の闇バイトによる強盗事件と関連はあるのだろうか…。 ホテルの常連客は、「(Q.従業員を見かけたことは?)一回もありません。(部屋に)入って料金を払って出て帰るって感じなので」と話す。 ホテルは、ひと部屋ごとに設置されたガレージに車を止めて中に入り、客室の精算機で料金を支払うシステム。 フロントでのチェックインがないため、客と従業員が接触する機会は、一度もないという。
管理人室は普段は施錠
「Mr.サンデー」は、ホテルの内情に詳しい人物を独自取材。 ホテルの内情を知る人物: トントンって(ノックされても)開けちゃいけないよって、前から言われてるから。(従業員は)管理人室にいる。掃除をやる以外は。 殺害された佐伯さんが倒れていたのは、管理棟にある、従業員の待機部屋。 さらに、ホテルの内情に詳しい人物によると…。 ホテルの内情を知る人物: 部屋の奥の方に、コタツみたいなテーブル置いてあって、そこで休憩している。管理人室には、フロントが設置されているが、そこに現金は…まぁ、少しはあると思うよ。1~2万の金は。(両替などのため)1000円札と500円玉とかが、フロントに置いてあるんじゃないか。 料金の精算はホテルの室内で行われるため、管理人室には、多少の現金しかなかったという。 しかも、「普段は鍵をかけておく。夜は危ないからトントンって(ノックされても)開けちゃいけないよって前から言われているから」とホテルの内情を知る人物は話していた。 セキュリティー上、客との接触には注意するよう伝えられていたという。 ホテルの内情に詳しい人物: お客さんが出た後は電気を消しに行ったり、(たばこの)火の始末をしに行っている間に(管理人室の)ドアを開けっ放しで行く、鍵開けたままで行くから。(侵入されて)「お金出せ」「お金ない」って言ってさ、縛られちゃって。(客室の)精算機を壊して、金を取りに行ったかもしれない。 ホテルには、車の出入りを確認するための防犯カメラが設置されていたのだが、撮影できないようタオルが巻きつけられていたという。 金銭目的の犯行だったのか、それとも、何か別の目的があったのか… 警察は、強盗殺人事件として調べを進めている。 (「Mr.サンデー」11月3日放送より)
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