あの“不祥事”芸人をもっとドラマで使うべき 「すごく良くて」名優・生瀬勝久が力説するワケ
俳優の生瀬勝久(64)が、9日放送のテレビ大阪「大阪おっさんぽ」(土曜後6・58)に出演。ある芸人の役者ぶりを称賛する一幕があった。 【写真あり】名演技の“不祥事”芸人 朝ドラのギャラをズバリ聞かれ「そやねえ、2時間特番の…」 この日は大阪・谷町で、MCのお笑いコンビ「メッセンジャー」黒田有、元大阪府知事・橋下徹氏と一緒に街ブラするロケ。黒田と生瀬はNHKの連続テレビ小説「ブギウギ」で共演した仲で、谷町にあるNHK大阪の社屋で会話が盛り上がった。 また、黒田は2009年に大阪のガールズバーで料金支払いなどでもめて、店長に暴行を働くなどして大阪府警に逮捕されたこともある。NHKのそばに大阪府警のビルもあり、生瀬はかつて刑事役を演じて縁があるという話をすると、黒田は「僕のはホンマにリアル。あなたは刑事役かもしれんけど、俺はホンマの犯人」などと自虐で笑わせる一幕もあった。 話題が「ブギウギ」に戻り、橋下氏は「黒田さんは大阪では口の悪いキャラクターでお笑いをやっていますが、役者としては役者さん(生瀬)から見てどうなんですか?」と投げかけた。 すると生瀬は「スゴいっすね」と一言。謙そんする黒田を脇目に「黒田さんはもっと使わなあかんと思います」と演技を称賛し、「地面師になんで出てなかったん?」とジョークも交えつつも、役者の力量を褒めた。 決してお世辞ではないようで、「お芝居をしようとしてないところがすごく良くて。自分の言葉でやってはる俳優さんは少ない。バリアフリーなお芝居がすごい、いいなと思って」としみじみと語り、黒田は照れながらも喜んでいた。 ただ、黒田と生瀬が絡んだ際の演技は、黒田が客席で無愛想に見つめるだけの役。この時は「カットかかっても、ずっとブスッとしている」と生瀬は明かし、「つまらなかったんでしょうね。なんでセリフもないのに、こんなに何時間も座ってなあかんねんと」と黒田の“心の声”を代弁して、黒田はタジタジになっていた。