韓国大統領代行 与野党合意まで憲法裁裁判官の任命保留=野党の要求拒否
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の権限を代行する韓悳洙(ハン・ドクス)首相は26日、緊急談話を発表し、「与野党が合意案を提出するまで憲法裁判所裁判官の任命を保留する」と述べた。尹大統領の弾劾審判を行う憲法裁の裁判官の定員は9人だが、3人が空席で6人体制となっている。国会はこの日、本会議を開き、憲法裁裁判官3人の任命同意案を採決する予定だ。 野党は韓氏に対し、国会で憲法裁裁判官3人の任命同意案が可決されれば直ちに任命するよう求めている。 韓氏は「大統領代行は国が危機を乗り越えられるよう安定的な国政運営に専念する一方、憲法機関の任命を含む大統領の重大な固有権限の行使は控えるというのが憲法と法律に込められた一貫した精神だ」と指摘。「もし、このような権限の行使が不可避である場合は国民の代表である国会で与野党の合意が先に行われることがこれまでの憲法史で一度も破られたことのない慣例だ」と強調した。
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