右でアシスト、左でゴールを決め、大勝に貢献した立川・上村充哉「新井(裕生)選手のゴールは自分のところにこぼれてきましたけど逆足だったので……」【F1上位リーグ第24節|記者会見/大阪vs立川】
12月23日、町田市立総合体育館にてFリーグ2023-2024ディビジョン1ファイナルシーズン上位リーグ・第24節が行われ、シュライカー大阪と立川アスレティックFCが対戦。立川が6-4で勝利を収めた。 立川は第1ピリオド8分、自陣からの長いパスにファーの新井裕生が合わせて先制。13分に上村充哉が相手に剥がされ、同点弾を決められたが、14分に新井が2得点目を決めて試合を再び振り出しに戻した。しかし14分、1分の間に2失点を喫しこの日初めてリードを許してしまう。ビハインドで迎えた第2ピリオド、立川は開始13秒に上村のミドルが決まって反撃に出ると、25分に中村充が、31分に菅谷知寿がゴール。そして32分に新井が追加点を挙げ、ハットトリックを達成。36分に失点こそしてしまったが、最終的には立川が大量得点で勝利を収めてみせた。 試合を終え、比嘉リカルド監督と上村充哉が記者会見に出席した。
最後まで踏ん張れたから、いい勝ち方ができた
●立川アスレティックFC|比嘉リカルド監督 ──試合を振り返って。 立ち上がりは攻撃のリズムをうまくつくれて、リードした後もチャンスを作ったこともありました。逆転された時間はメンタル的に難しくなりそうでしたけど、強い気持ちを持ち続けて、リズムが変わってしまうことはなかったです。だから最後まで踏ん張れて、いい勝ち方がでたと思っています。自分たちは昨日までしばらく間勝てなかったから、すごく大きい試合でした。 ──ベテランのボラ選手がシーズン終盤にかけ、コンディションを上げてきているように見えます。彼の評価はいかがですか? ボラはこれまでに何回も優勝して、個人としても得点王にもなっている選手です。今季はアップしかしない試合や、1分しか出ない試合もありましたけど、頑張ってやってくれるのですごくありがたい存在です。チームはちょうど(湯浅)拓斗が怪我をして出ることになっていますけど、今は(コンディションが)ピークじゃないかなと思います。 うちには完山(徹一)選手もいます。彼も何回もFリーグで優勝しているし、試合に出ていても出ていなくても手を抜きません。ただ2人を起用する時、攻撃はいいものを出せますけど、ディフェンスの強度が落ちてしまうことがあります。だからリードした後は、申し訳ないですけど守れる選手を入れました。それでもチームにとってすごくプラスになっていますし、若い選手のためにもいいお手本になっています。